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お雛様をしまう前に、そばをお供えする習慣があります。来年まで、細く長く食べられるようにと言う気持ちが込めているそうです。

 このように古くから食べられているそばですが、須アミノ酸をはじめ、ビタミンやミネラル、食物繊維をバランスよく含んだ栄養価の高い食品です。その中で、最近特に注目されるようになったのがルチンです。ルチンはポリフェノールの1つで、ビタミンPの仲間ですがコラーゲンを生成するビタミンCを補強して毛細血管を強くし、血圧を下げる働きが知られています。また、肝機能を高めたり、インシュリンの働きをよくして、糖尿病を予防する効果もあります。

 鴨にねぎは出会いの味ですが、そば粉以上にルチンを含むそばプラウトをたっぷり添えて、血液さらさら効果を高めます。(管理栄養士・石井多津子)

鴨南蛮そば

材料(2人分)

鴨肉           100グラム
そば(乾めん)     200グラム
ねぎ           2分の1本
そばプラウト      2分の1パック
ストレートめんつゆ   300ミリリットル
七味唐辛子       適宜

作り方

(1)ねぎは白髪ねぎにして、水に放しておく。そばプラウトは洗う。鴨は6切れくらいにそぎ切りにする

(2)そばは大量の熱湯でゆでる。同時に鍋にめんつゆを入れ、火にかけて沸騰したら(1)の鴨を加え、さっと火を通す。煮すぎると硬くなるので注意する

(3)丼を温め、ゆであがったそばと(2)のつゆを入れ、白髪ねぎとそばプラウトをたっぷりと添える

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