色の季節を知っておきましょう
「パーソナルカラー レッスン」part 2
みなさん、こんにちは。パーソナルカラリストの斎藤薫です。
レッスンpart 1は、楽しんでいただけたでしょうか? 今回はパーソナルカラーについてさらに詳しく説明していきましょう。
さて前回、色は大きくウォームカラー(暖かみを感じるイエローベースの色)とクールカラー(冷たく感じるブルーベースの色)の2つのグループに分かれる事について紹介しました。そのウォームカラーとクールカラーは、それぞれまた2つのグループに分けることができます。
この図を見てください。
(il de couleurs Color Vision より) |
<ウォームカラーとクールカラー>
最初に右と左を比べてください。
右側は暖かみを感じるウォームカラーの色を集めています。左側は冷たく感じるクールカラーの色を集めています。
<ソフトな色とハードな色>
次に上と下を比べてみてください。
上の方の色は淡くソフトで、下になるほど色が濃く、ハードになっていきます。
例えば右側のウォームカラーの緑ですが、柔らかな若葉色が段々濃くディープな抹茶色になっています。
左側のクールカラーの青ですが、淡いソフトなブルーが段々と濃くビビットなロイヤルブルーになっています。
このように色は、淡く優しいソフトな色調と、濃く強いハードな色調にも分けることができます。
つまり、色は大きく4つのグループに分けることができるのです。
ウォームカラーでソフトな色調 クールカラーでソフトな色調
ウォームカラーでハードな色調 クールカラーでハードな色調
そして、この4つのグループはそれぞれが 春、夏、秋、冬の四季のイメージと、とてもよく重なるのです。
さらに説明していきますね。
まずウォームカラーでソフトな色調は「春」のイメージです。春は新緑の季節ですよね。新芽のフレッシュな黄緑。菜の花、桜、チューリップ、パンジーなどの花が咲き誇る色とりどりでみずみずしい色調です。春タイプを言葉で表すと「華やかで若々しい」「柔らか」「キュート」といったイメージです。
(il de couleurs Color Vision より) |
クールカラーでソフトな色調は「夏」のイメージです。夏といっても真夏ではなく、梅雨から初夏にかけてを思い浮かべてください。梅雨は雨で煙ったようなグレイッシュな風景ですよね。紫陽花、菖蒲、ラベンダー、デルフィニウムなどパープル色の花がたくさん咲きます。夏タイプは、「ソフトでエレガント」「爽やか」「ロマンティック」「繊細」といった言葉がよく似合います。
(il de couleurs Color Vision より) |
ウォームカラーでハードな色調は「秋」のイメージです。秋の山々は赤、橙、黄、緑色の紅葉で彩られ、柿や栗が熟し、稲穂が金色に輝く実りの季節です。秋はこのような落ち着いた成熟感のあるイエローベースの深い色調です。秋タイプは、「豊かな」「知的な」「落ち着いた」「ゴージャス」という言葉がピッタリです。
(il de couleurs Color Vision より) |
クールカラーでハードな色調は「冬」のイメージです。冬は雪に覆われ、白黒モノトーンの世界が広がります。銀白の世界の中、スキーなどウィンタースポーツのウェアはビビットでとても映えます。植物は眠りの季節です。また、冬の澄んだ夜空は星がシャープにきらめいて見えます。また氷を通してみた透明感のあるアイシーカラーもあります。冬タイプは、「クールで都会的」「理知的」「モダン」「シャープ」というイメージです。
(il de couleurs Color Vision より) |
それぞれのカラーが持つイメージがお分かりになりましたか?
色が分かったところでいよいよ春・夏・秋・冬のどのタイプに当てはまるのかを探していきます。
次回はカラー診断の方法とパーソナルカラーで魅力アップ!という事について説明していきましょう。
斎藤 薫 (パーソナルカラリスト)
パーソナルカラリストとして、個人向けアドバイス、ロータリークラブでの講演、フィニッシングレッスンなどを開催。
ブログ「おしゃれ☆おいしいもの☆楽しいこと好きな☆ カラリストの日記」
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