老眼になったら、年のせいと諦めますか??
南青山アイクリニックの眼科治療、LASIKをはじめPRK、老眼LASIKなど多数紹介してきたが、今回新たな老眼治療をご紹介したい。
アメリカで開発された新しい老眼治療法が、南青山アイクリニックと提携したみなとみらいアイクリニック(旧南青山アイクリニック横浜)で始まった。
老眼はみなさんがいつかは悩む視力調整力の低下。近くのものにピントが合わせられなくなり、手元の書類の文字などが見えにくくなる。
老眼は、加齢によりピント調整がうまくいかなくなった状態のこと。
これまでも老眼治療には、CKやモノビジョン、老眼LASIKなどが知られていた。
今回ご紹介する新しい老眼治療、「AcuFocus~アキュフォーカス~」は、実は昔から知られているある効果を応用したものだ。
「AcuFocus~アキュフォーカス~」について解説したい。
どんな治療法?
黒い輪状の薄いリングを角膜の層間に埋め込む。
大きさは、直径3.8ミリ程、中央に直径1.6ミリ程の穴があいたドーナッツ型のもの。
手術は、点滴麻酔で30分程。縫合はせず、リングは後で取り出すことも可能。
ピンホールとは?
光は、この中央の穴から細い光の筋となって目の網膜に届く。
ピンホール効果により、ピントの合う距離幅を広くし、近くも遠くも眼鏡なしで見えるようにするもの。
ピンホール効果とは?
ピンホールとは針でつついた程度のごく小さな穴のこと。
小さな針穴を通る光は、一筋の光となるためどこでもピントが合う。
「近視が治る!よく見える!」と売られていた眼鏡も黒い眼鏡に小さな穴が開いている。
この原理で、目の中に装着されるリングとして開発されたのが、「アキュフォーカス」。
ピンホールというアナログテクノロジーとレーザー手術という最先端技術が合体した治療である。
治療後の目の状態
アキュフォーカスリングを施術した目の状態。
ちょうど黒目の部分なので、外見的には自然な
印象。
一見アナログと思える方法も活用によって、最新治療に生まれ変わるというのは驚きだ。加齢による視力低下は、諦めなくても良い時代がやってきたのではないだろうか。
視力に不安のある方は、一度専門医に相談してみてはいかがだろう。
詳しくはこちらから
2010年2月、『南青山アイクリニック横浜』から『みなとみらいアイクリニック』に名称変更
(AAN WEB編集部 渡辺仁美)
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