ワイルドフラワーエッセンス
■ワイルドフラワーエッセンスって?
様々な疾病に対して時代は今「代替医療」に改めて目が向けられている。東洋医学やホメオパシー、アロマテラピーなどがその代表格であるが、今回ご紹介したいのは「ワイルドフラワーエッセンス」である。
そもそもフラワーエッセンス療法とは、花のもつエネルギーを水に転写することで、様々な症状を緩和する効果が期待できるとされるものである。中でも、イギリスのバッチ博士が提案する「バッチフラワー」が有名だが、これとは何が違うのだろうか。
「ワイルドフラワーエッセンス」の歴史をたどると紀元前にまでさかのぼり、最古の治療法とも言われているそうだ。オーストラリア西部に位置する都市パースで、先住民アボリジニに伝統的に伝わる自然療法。過酷な自然環境で育つ花はとても生存意識が高く、自己治癒が高い。その神秘的な癒しの効果に気付いたアボリジニは何千年も前から彼らの生活に取り入れてきた。
このワイルドフラワーを1977年から研究し続けているバルナオ博士が、88種の花を厳選して、エッセンスを開発。83年にはバルナオ博士がオーストラリア政府公認校ライフアカデミーを設立し、多くの生徒が心身療法を学んでセラピストとして活躍しています。
■花のエネルギーとは
この「ワイルドフラワーエッセンス」についてもっと詳しく知るため、NPO法人ワイルドフラワーセラピスト協会のセラピスト中山絵美さんにお話を伺った。
「花の持つエネルギーとは、例えば、日本では伝統的にお花見というイベントがあるように、見て癒されるとか、花束をもらった時の嬉しい気持ちなど、自然と受け取っているものです。フラワーエッセンスとは、お花が人間に与える影響・感動。そういった波動を水に転写してつくられたものです」と中山さん。
花の持つエネルギーが、その人の本来持っている力を引き出し、心身のバランスを整え、心の中からキレイにするとのことである。またホルモンバランスやストレス、生理不順、月経前症候群などにも効果が期待されている。さらに副作用も匂いもないので使いやすいのも利点。
このメリットを生かしたいと、最近では各種医療機関や老人ホームで使われる機会が増えてきたのだ。
■花診断
このエッセンスを処方するにあたっては、花カードによる診断を受ける。まずは今の悩みについてカウンセリングを受け、次々と見せられる88枚の花カードを直感で好き・嫌いに分け、それ以外のカードは切り捨てていき、残りのカードが10枚程度になるまでそれを繰り返す。
「印象に残ったカードがきまったので、目を閉じて、もう一度今の悩みを頭の中で考えてください」と中山さんに促される。「それでは目を開いてください」との声で、テーブルを見ると残ったカードがランダムに目の前に並べられていた。
「目に付いたカードの順番に並べてください。その選んだカードが、今のあなたの悩みへのメッセージです」と花診断を受けた、記者の結果の一部をご紹介する。
1.ホワイトニンフウォーターリリー(好き) 内なる神性の芽生え 【陽安定キーワード】スピリチュアル 見通し 浄化 平安 【問題点キーワード】挫折 引っかかる |
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2.オレンジスパイクピー(嫌い) 言葉で表現する 【陽安定キーワード】表現豊か 穏やか はっきりものが言える 【問題点キーワード】傷つき 抑制不能 怒りの抑圧 |
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3.ピンクトランペット(好き) 精神力の集中と目的達成 【陽安定キーワード】集中 目的達成 精神力 【問題点キーワード】上の空 散漫 集中できない |
上記はこれら花の持つ意味で、好きで選んだ場合は【陽安定キーワード】が、嫌いで選んだ場合は【問題点キーワード】を参考にメッセージが伝えられる。
セラピストの中山さんによると、「一番気になった花にホワイトニンフを選ばれましたので特に悩みがないとおっしゃっていましたが、もしかしたら仕事やプライベート、自分自身のことに関する悩みに対する答えがそのメッセージなのかもしれません。何か目標に対し、そこへ辿り着くために今どこに足を根ざすべきか迷っているのかもしれませんね。現在のことでなくても過去性でのひっかかりも見受けられます」という診断。
またピンクの花を多く選んでいたので、色について意味があるのかをお伺いすると、「ピンクの花は、内なる強さや感受性、感情的を意味しています。バランスのとれた強さを高めたい、という想いが募っているのかもしれませんね」。強い女性を目標にしている記者の思いが色に出ていたようだ。
■アンチエイジングに効果?
最後にアンチエイジングに効果のあるエッセンスをご紹介していただいた。
★ウーマンズミスト
内なる女性性を高めてくれる。ホルモンバランスを整えることで、女性特有の症状緩和が期待される。女性性の象徴、ゴッデスグラスツリー配合。
また、パートナー間とのイヤな雰囲気を解消する効果もあるそうだ。
★メンズミスト
男性性やリーダーシップを高め、勇気と自信を持って目標を達成できるよう働きかける。女性でも「今日は仕事やるぞ!!」というときにおススメ。
男性性の象徴、バルガを配合。
(AAN WEB編集部・小田真弓)
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