お風呂に入るだけ!超手軽な「腸活」方法(1)
みなさん、腸の働きを高めるために何かケアをされていますか?目覚めてすぐにコップ1杯の水を飲むとか、ヨーグルトを食べるとか、はたまたエクササイズで腹筋を鍛える、といったところでしょうか。発酵食がブームになっている昨今ですら、日本人女性の2人に1人が便秘に悩まされているというデータもあるのだそう。
最近では、腸内環境がお肌や免疫機能に影響を大きく与えることが明らかになっていることからも、「腸」が美容や健康にとってとても重要な要素であることが分かります。
さて今回は、実はお風呂に入るだけで、腸の働きを高めるというニュースをご紹介します。
■お風呂が腸活に効く理由とは?
そもそも、腸の働きが鈍るのはなぜでしょう?その理由として「腸の冷え」「ストレス」「運動不足」の3つが挙げられます。中でも「腸の冷え」に関していえば、体の冷えが腸の動きの鈍化を促すために起こります。加えて腸内細菌も体温が低いと働きが弱まるとのことです。ちなみに、腸内細菌が活発に働く温度は、およそ36.5℃から37.2℃とされ、これは新陳代謝や酵素など、あらゆる生命活動を行ううえで、理想的な体温と言われています。ですので、体温が低いとどれだけ発酵食品や食物繊維を摂っても、ムダになりかねないのです!
それでは、お風呂が「腸活」に効くのはなぜでしょうか?それにはつぎの5つのポイントが挙げられます。
(1)水圧効果
お風呂に浸かると全身に水圧がかかるので、必然的に呼吸の回数が増え、心臓が活発に動き 心肺機能が高まり、その結果血流が促進されます。
(2)温熱効果
お風呂に浸かることで温められた血液が全身を巡り、体が温まり、血流が高まります。血液はおよそ50秒に1周全身を巡るとされています。20分浸かれば少なくとも20回温められた血液が巡るので、血液が末端まで行き届き、体全体が温まるのです。
(3)浮力効果
湯船に浸かると、浮力の効果で体の重さが9分の1程度になるので、関節や筋肉などへの負荷がぐんと減り、コリがほぐされます。筋肉がゆるむため脳もリラックスした状態になるのです。
(4)精神的なストレスの軽減
交感神経を鎮め、副交感神経にスイッチする役割を果たし、リラックス効果をもたらします。
(5)睡眠のクオリティをアップ!
私たちの体は、体温が下がるときに床につくとスムーズに睡眠に入ることができ、 質の良い眠りが得られるので、お風呂は欠かせない習慣です。
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