アンチエイジングニュース
2014.11.28
さばのトマト煮
さばのトマト煮
――アンチエイジング料理レシピ(237)
健康な肌では、表皮の角質細胞の間をセラミドなどからできた細胞間脂質が満たし、水分の蒸発を防いでいます。細胞間脂質の材料となる必須脂肪酸は、体内で合成することのできないので、不足すると肌の水分保持力も低下します。外食のフライやファストフードをよく食べ、魚をあまり好まない人たちに、乾燥肌(ドライスキン)が多く見られるのは、必須脂肪酸のバランスが崩れやすいからです。不足しがちな、n-3系脂肪酸は、サーモンやさば、いわしなどの魚介類に多く含まれます。できるだけ家庭での食事では、魚介を使った料理を増やしたいものです。毛細血管の血行を良くすることでも皮膚の乾燥を防ぐことができます。冬場はできるだけ体を温め、新陳代謝を活発にし、血行促進作用のある栄養素とることも乾燥肌対策になります。
さばのトマト煮は、さかなの苦手な人にも、喜ばれるアンチエイジングメニューです。レモンでマリネすることで、臭みも和らぎます。油ののった旬の鯖は、EPAやDHAといったn-3系脂肪酸を豊富に含んでいておすすめです。ビタミンEが豊富なオリーブオイルは、血行促進の働きもあります。
<材料>2人分
・鯖の切り身 | 2切れ |
塩 | 少々 |
レモン汁 | 大さじ2 |
・オリーブオイル | 大さじ2 |
・にんにく | 1片 |
・トマトソース | 1カップ |
・オレガノ | 大さじ1 |
・玉ねぎ | 1/2個 |
・ピーマン | 2個 |
<作り方>
(1)鯖は、塩とレモン汁で10分くらいマリネする。玉ねぎ、ピーマンは1cm角切りにする。 | |
(2)フライパンにオリーブオイルを熱し、さばの両面に焦げ目がつくくらいに焼く。 | |
(3)にんにくを加え、香りが出たらトマトソース、玉ねぎ、ピーマンを入れて、弱火で15分くらい煮込む。仕上げに味を見て、火を止める直前にオレガノを加える。 |
(1人分 342kcal)
※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。
(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします