漢方発想の10分入浴でカラダとココロのバランスを整える!
今、女性たちの間では、漢方が密かなブームです。 ドリンクやサプリメントに関して漢方的発想の製品や漢方薬の構成原料である生薬を用いたものに支持が集まったり、漢方薬を処方してくれる病院や薬局に通ったりしている女性が増えているようです。
ストレス社会と言われる現代にあって、病気ではないけれど、なんとなく体調が悪いと感じている状態、いわゆる「未病」をを感じている人が増えているという事実が背景にあるのでしょう。
さて今回はカラダやココロに穏やかに働きかけて副作用が少ない「漢方」についての正しい情報と毎日の入浴での上手な取り入れ方をご紹介しましょう。
■「漢方医学」を正しく理解していますか?
意外に思う人も多いと思いますが、漢方医学は中国のものと思われがちですが、じつはそうで
はありません。漢方医学は、江戸時代に生まれた日本の考え方であり、中国の医学から学んだ
ことを日本の経験値として解釈したものです。
江戸時代を代表する漢方医のひとり、吉益南涯(よしまつなんがい)が唱えたように、
気・血・水から体の状態を捉えるというのが漢方の基本的な考え方です。
美肌のためのキーポイントは、何より「気」が順調に巡れば「血」がスムーズに流れ、「水」の代謝も適度に行われるといった具合に、気・血・水のそれぞれが影響し合い、バランスを取っています。
ところが、いずれかが過剰になったり不足したり滞ったりすると、ほかにも悪影響を及ぼし、全体的なバランスが崩れます。健康には、気・血・水のバランスを整えることが必要なのです。
さらには、漢方医学は、「陰と陽」、「虚と実」など、自然の中におけるバランスやリズムを表す考え方が中核になっています。
たとえば、天が「陽」で地が「陰」、男が「陽」で女が「陰」 、日が「陽」で月が「陰」など、相互に対立、あるいは依存的に存在するものを表しており、そして「虚」は必要なものが不足している
状態を表し、「実」は不必要なものが過剰な状態を表します。
このように漢方医学は、ピンポイントで不調を治すというより、常に自分の体や心と向き合って、過不足を調整、バランスを取って健やかな状態へと導くという総合的で包括的な方法なのです。
今という時代に、そして加齢によってバランスを崩し始める女性たちに求められているものと言えるでしょう。
■漢方発想からも、入浴はとても重要
このような視点に立つと、入浴が果たす役割がどれだけ重要かがわかります。
加齢によって見舞われる不調の主な原因として、血流量や基礎代謝量の低下が考えられます。
■そこで、入浴です。
入浴がもつ温浴効果は血液循環を促進させ、冷えや疲れを緩和させることにより、すべて
のバランスに働きかける効果があります。
同時に、「動」と「休」のメリハリがなくなっている日常も、さらに不調に拍車をかけています。私たちの体のリズムは、太陽の動きと密接な関係がありますが、それに逆らうと、日常の「動」と「休」があいまいになり、何らかのストレスが生じて、体や心のバランスを崩してしまうのです。
ぬるめのお湯につかることで、交感神経が活発な「動」の状態から副交感神経が活発な「休」の状態への移り変わりをスムーズにします。
入浴は加齢やストレスによって乱れがちな体や心のリズムを自然に合わせるようにコントロールすることができるのです。
■■「動」と「休」を切り替えるためのお風呂の入り方
夜、「動」から「休」へとシフトさせるためには、 ゆるめのお湯でゆっくりと体温を上げます。
夏で39度、冬で40度程度のお湯に、全身浴で10分程度つかるのが理想的です。
また、入浴剤にもこだわりましょう。特に、温浴効果を高め、血流を促進させるためには、長年にわたる生薬の知見を活かした『ハーブからのエール』がお勧めです。
これは、血流促進に効果的なトウキ、チンピ、カミツレの3種類の有効成分100%生薬エキスを配合。
保湿成分として平均の3倍以上ものショーガオールを含んだ生姜末を独自に開発、抽出したこだわりのショウキョウエキスも配合。
これらの生薬により、通常よりも高い血流促進効果が確認されています。
情報提供:株式会社バスクリン
株式会社バスクリン 広報 石川 泰弘 / Ishikawa Yasuhiro バスクリン お風呂博士 昭和37年 12月生まれ 東京都出身 |
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