ロールキャベツ・チーズソース煮込み
――アンチエイジング料理レシピ（２５７）

一日のたまった疲れを回復する大切な睡眠ですが、ストレスや不安の多い現代では、寝つきが悪い、眠りが浅い、熟睡感がないといった不眠症状も多くなっています。質の良い睡眠には、栄養バランスが大切ですが、特に脳の緊張を解くアミノ酸の力が注目され、脳の中枢神経に働きかけ、覚醒と睡眠の切り替えをスムーズにしてくれると期待されています。牛乳やチーズに多く含まれるアミノ酸の１つのセリンは、入眠しやすくする物質グリシンの原料となり、入眠障害や中途覚醒を防ぐのに良いことがわかってきました。リジンは体の熱を放散させ、快適な温度にして休息しやすくするアミノ酸です。アミノ酸バランスの良い肉類の中でも豚肉はビタミンＢ群も多く含むので、睡眠の改善にはおすすめです。
ロールキャベツのチーズクリーム煮込みは、遅くなっても夕食をとらないとお腹がすいて寝れないという方におすすめのアンチエイジングメニューです。寝る前の食事は胃に負担をかけず、カロリー抑えめが基本です。柔らかく煮込んでいるので消化もよく、コクのあるソースなので、ロールキャベツ１個でも満足感が感じられます。

＜材料＞４人分

＜作り方＞

	（１）キャベツの葉は電子レンジで加熱しておく。ベーコンとにんじんは５㎝長さのせん切りにする。 （２）ボールにひき肉とパン粉、塩、こしょう、ナツメグ加えてよく混ぜ合わせ、４等分の俵型にしておく。
	（３）鍋に並べ、ベーコンとにんじんをのせ、水、固形コンソメも加えて、１５分くらい煮込む。煮込んでいる間に、別の鍋でホワイトソースを作っておく。
	（４）ロールキャベツの鍋にホワイトソースを加え、とろみがつくまで煮込んだら、味を見て調味し仕上げる。

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）