老化の原因を知る
サルコペニア
サルコペニアは1989年にRosenbergによって提唱された概念で、ギリシア語の”sarx(肉)”と”penia(減少)”を組み合わせたものです。
サルコペニアとは、筋量、筋力、身体機能の三つが低下する老化の状態のことを示します。
当初サルコペニアは加齢に伴う筋量減少とされてきましたが、その後筋量低下に加えて筋力低下や身体機能低下も含まれるようになり、生活機能低下や転倒・骨折リスクの増加とも関連性が認められることが明らかになってきました。
またサルコペニアは骨粗鬆症とともにロコモティブシンドロームの一部として理解されるようになる。運動器障害のケア・予防や筋骨連関の点からもサルコペニア対策は重要であると考えられています。
参考文献、引用文献)第3版 アンチエイジング医学の基礎と臨床