アンチエイジングQ&A
市販のハイドロキノン入りクリームを1-2ヶ月使っていたら、肝班が濃く目立って来たように思えます。以前うっすらだったものが、はっきり浮き出てきたようです。これは一時的な症状で、使ううちに良くなるものでしょうか?それともクリームの使用は中止すべきでしょうか? また、美顔器(ジェルを塗って、蒸気を当てながら高周波の出るガラスで軽くマッサージするもの)を使っていますが、外的刺激はよくないとこのQ&Aを見ていると出ていました。こういった美顔器などもよくないのでしょうか?このような刺激で濃くなってきた場合、使用をやめれば自然と改善するのでしょうか?教えて下さい。
- 質問:じゅんこ 30代女性
- 回答:アンチエイジングネットワーク事務局
ハイドロキノンは化粧品材料としても認められていますが、皮膚科、美容皮膚科などでは多くの場合、より濃度の高い軟膏が処方されます。
また、美白剤としてハイドロキノンはとても効果がありますが、高濃度になると皮膚に炎症を起こし肝斑が濃くなることがあるため、慎重に使用する必要があります。
市販の化粧品、皮膚科、美容皮膚科で処方される医薬品を問わず、ハイドロキノンの吸収を助ける為の成分が炎症を助長することも少なくありませ
ん。
肝斑が濃く浮き出てきたとすると、2つの理由が考えられます。
ご使用になったクリームにより皮膚に炎症が起きて肝斑が濃くなったとすれば、クリームの使用頻度を減らすか、使用を中止しなくてはいけません。
肝斑周囲の肌に美白効果が出た為、比較すると肝斑がより濃く見えるようになったとも考えられます。その場合は、ハイドロキノン入りクリームの継続が有効です。
診察が必要ですから、皮膚科、美容皮膚科を受診してください。
美顔器が肝斑を濃くするほどの刺激になるとは考えられませんが、詳しくはメーカーに問い合わせてください。
外的刺激、炎症によって肝斑が濃くなった場合でも、刺激、炎症がなくなればほとんどの場合、肝斑の色はゆっくりと元に戻ります。