アンチエイジングQ&A

数年前から肝班治療のため皮膚科へ通い、トランサミンとビタミンCでだいぶ薄くなってきたので服用を止めていました。ところが、また肝班が濃くなってきたように思います。 最近フェイシャルへ通っており、かなり長く丁寧にマッサージをしてくれるのですが、フェイシャルのマッサージも肝班再発の要因になっているのでしょうか? また半年前に常夏の国に引越しました。紫外線が日本よりもだいぶ強いと聞いているので、毎日(家の中でも)SPF40~50+++のサンスクリーンを使用していますが、これでもまだ紫外線の影響を受けている可能性があるのでしょうか?

  • 質問:かよ 30代前半女性
  • 回答:脇坂 長興 アンチエイジングネットワーク顧問(脇坂クリニック大阪院長)

治療法にかかわらず、肝斑の治療目的は色調のコントロールであって、治癒ではありません。すなわち肝斑は治療によって薄くなってもいずれ色調はまた濃くなってくるので、濃くしないように紫外線防御を含めた日常のケアが重要なうえ、濃くなった場合には再度治療を開始しなくてはいけないのです。
慢性的なごく軽い程度の肌の炎症の継続が、肝斑の原因のひとつと考えられています。長時間のマッサージが肌の炎症にまったく影響しないと言い切ることはできませんが、フェイシャルマッサージによる新陳代謝の改善とメラニン細胞への影響のどちらが大きいかははっきりとしないので、色調の変化にあわせて施術の継続、中止を検討すべきでしょう。
また、どんなに紫外線防御をしても、紫外線の影響はあります。肌の紫外線防御だけでなく、サングラスなどで目から入る紫外線の影響も防いでください。

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