アンチエイジングQ&A

ほうれい線が気になり、化粧品売り場のカウンターで肌状態を見てもらったら、肌の弾力が足りないという結果でした。詳しいことはわからないのですが、コラーゲンとエラスチンが肌の弾力にかかわっていているということなので、化粧品・食べものでこの2つが入ったものを摂るようにすればよいということなんでしょうか?

コラーゲンとはヒトをはじめとする多細胞動物の体内にあるたんぱく質です。コラーゲンは疾患や老化と関わりが強く、特に皮膚のコラーゲン量が減ることによって、皮膚に深いしわやたるみを生じさせる原因になります。コラーゲンは動物性食品の皮、骨、軟骨、腱に多く含まれています。牛、豚、鶏、各種魚の皮や骨などを中心に摂取していただくと効果的です。
しかしこれらを必要量摂るとなると、かなりカロリーオーバーになってしまいます。吸収されたコラーゲンは全身に回りますので、局所に効果的に効かせることは難しいでしょう。あくまでも、予防的に考えていただけると良いと思います。

エラスチンは大動脈をはじめ、項靭帯、黄色靭帯、肺、皮膚、子宮、弾性軟骨などの弾性線維の主要蛋白質です。エラスチンは生体内ではコラーゲンに次いで多量に存在し、そのもっとも重要な機能は弾性であります。コラーゲン同様、エラスチンも加齢とともに含有量が減少していくため、しわやたるみの原因となります。エラスチンとコラーゲンとはほぼおなじ部位に存在し、共に皮下の柔軟組織を構成しています。エラスチンを多く含む食べ物は、牛すじ肉、手羽先、軟骨、煮魚などがあり、柔軟組織は睡眠中に再生されるので、これらの食べ物はなるべく夜間に摂るのが適しているといわれています。
しかし、食品で十分量摂取することは難しいため、サプリメントなどで効果的に摂取することをお勧めします。

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