アンチエイジングQ&A

現在49歳。更年期の症状(ほてりとかイライラとか)はないのですが、 47歳から血液検査でホルモン値がほぼ閉経状態で、ホルモン補充を薦められ始めました。 補充療法はいつまで続けるものでしょうか?中止する目安とは? また、先日テレビの番組で、療法をやめると一気に老けるという話を聞き心配です。

  • 質問:まめ 40代後半女性
  • 回答:浜中聡子 アンチエイジングネットワーク顧問(AACクリニック銀座院院長)

補充療法の開始時期、終了時期は、個人差があります
一般の産婦人科外来など(保険診療が主)では、
「更年期症状の緩和」を目的とすることがメインなだけに、
「必要最低限の量・期間」となることが多いでしょう。

一方、自費診療の範囲(アンチエイジングもこれに相当します)では、
「より若々しく、美しく」を目的に、保険診療での治療適応よりも早い段階から投与を始め
(ただし、投与量は少量から、そして投与経路もなるだけ負担の少ない形を取ります。
例えば、注射や内服から始めるのではなく、クリームなどの作用の緩やかなものから
選択していく、など)、
終了時期も、ご本人のニーズに合わせて考慮していきます。
つまり、単純に「病気を治療する」のではなく、より理想的なレベルを見据えていくのです。

ですので、一概にいつまで続けて、いつやめるべきか、ということは明言できません。
主治医にご自身の意思を十分伝え(自覚症状などはもちろん、
ホルモン補充療法を積極的に行いたいのか、なるだけ避けたいのか、などまで)
その上で納得のいく計画を立ててもらうのが望ましいでしょう。

ホルモン補充の不適切な中断はかえって副作用を招くことがあるのは事実ですが、
きちんと専門医の指示に従って治療していれば、「やめたら一気に老ける」ということはないはずです。

いずれにせよ、治療を始める前に、まずはよく主治医とご相談ください

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