「年齢と共に皮膚が薄くなっていく」とは言われますが、
「角質層が薄くなる」ことはほとんどなく、
表皮のその他の部分（顆粒層、有棘層、基底層）が薄くなっていきます。
また真皮をつくる細胞と線維芽細胞の減少のため真皮が薄くなり、
水分保持力が低下します。
皮膚の変化は、加齢によるものより、
紫外線によるものが大きいと考えられるので、
紫外線予防と保湿に努めてください。

「たるみ」に対して良いとされるケアのうちほとんどのケアが有効でしょうが、
どのケアもそれほど効率的とは言えません。
「たるみ」は、真皮層のヒアルロン酸やエラスチンの減少や
線維芽細胞数の減少などが原因で、
皮膚の老化症状のひとつと考えられています。
年齢が進むにつれて起きる皮膚の変化は、
紫外線の影響が強いことが解っています。
保湿、マッサージ、ピーリング、レーザーなど
あらゆる手段を組み合わせて対処してください。
もちろん充分な睡眠と栄養摂取も必要ですが、
現在考えられる「一番効果的なもの」は、日常ケアなら保湿でしょうし、
治療ならば各種タイトニングレーザーや光線療法、
RF（高周波）、あるいはフラクショナルレーザーなどでしょう。