アンチエイジングQ&A
アウトドアが大好きで、毎年夏は全身真っ黒です。 若いころ日焼けしてたら、40歳すぎると一気にシミが増えるよ! とよく言われるんですが本当なのでしょうか? 若いころの日焼けは後々シミの原因となるんでしょうか?
- 質問:山ガール 30代前半女性
- 回答:脇坂 長興 アンチエイジングネットワーク顧問(脇坂クリニック大阪院長)
紫外線を浴びた際、紫外線を肌の深部に到達させないために、
メラニン細胞はメラニン色素を多く作り出します。
つまり「日焼け」というのは、メラニン色素が多く作り出された状態で、
通常ならば、メラニン色素は表皮の新陳代謝により、
角質の脱落にともなって排出されます。
ところがメラニン色素が過剰に作られると、真皮浅層に沈着してしまうことがあり、
表皮に比べてメラニン色素の破壊・吸収・排泄が遅いため
「シミ」として残ることになるのです。
目に見えない深部にもメラニン色素が作られているのですから、
「後々シミの原因となる」と言っても過言ではないでしょう。
紫外線予防をしておくことが一番ですが、
日焼けの後は炎症を抑えるために肌を冷やし、
表皮のターンオーバーを順調に進めるため、保湿を十分にしておいてください。