アンチエイジングニュース

加齢に伴う顔のシワ。シワは人の見た目に影響を及ぼしますので、気にする方も多いと思います。

どこにシワがあるかで、人に与える印象がかわるようです。

 

ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社が行った調査で、シワが顔の上半分にあるのか下半分にあるのかによって、印象の違いを生むことを明らかにしました。

 

シワの部位によって、印象が変わるのか?人物のCG画像で印象を評価

シワは顔の中でも目の周り・眉間・額や口の周りなどによくできます。表情や目・口の動きはコミュニケーションにおいても大切なことから、これらの周辺の肌の状態は人物の印象に影響を与えるのではないかと考えました。そこで、目を含む上半分、口を含む下半分に顔を大きく分け、それぞれのシワの有無が印象にどのような影響を及ぼすのかを調べました。

 

シワの多い部位によって受ける印象に違いがある 

 複数の女性の顔を合成した顔画像を元に、顔の上半分または下半分だけにシワがある画像、さらに上下ともにシワがある画像を作り、20~50 代女性400名にそれぞれの画像の印象を評価していただきました。

 顔の上半分にシワが無い場合は、下半分にシワが無い場合に比べて、より「明るくてイキイキしていそう」という印象になりました(図1)。これは目元にシワがないことで肌のふっくら感やみずみずしさ※1が感じられ、「イキイキさ」を感じやすいためではないかと考えられます。

 一方、顔の下半分にシワが無い場合は、上半分にシワが無い場合に比べて、より「おおらかそう」の印象が高いことも分かりました(図2)。これは表情が柔らかく見えるためと考えられます。

 

 

 

今回の研究から、同じ人でもシワが上半分に多い場合と下半分に多い場合でその人の印象に変化が生まれることがわかりました。これらはマスクやサングラスをしたときの印象変化にも影響している可能性があります。本知見により、目もとや口もとそれぞれのシワによって、どのようなイメージの変化が起こるのかをお客様に知っていただき、目指したい自分に近づくためにケアしたい部位やメークを選ぶ際の一助となることを期待しています。ポーラ化成では今後もひとりひとりのニーズに応えられるよう研究を進めていきます。(ポーラ化成コメント)

 

 

 

CG加工技術を用いて、複数の女性の顔を合成した顔画像と、それを元に顔の上半分または下半分だけにシワがある画像、さらに上下ともにシワがある画像を用意しました。これら4枚の画像について、印象(9項目)を20代~50代の女性計400名に回答していただきました。

その結果、上半分にシワがある画像と下半分にシワがある画像の間では、「明るくてイキイキとしていそう」な印象と「おおらかそう」な印象に差がありました(図3)。顔の上下ともにシワがある画像と上下ともに無い画像では、9項目全てにおいて差がありました。

 

情報提供:オルビス株式会社

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