アンチエイジング五感道場 「皆さんも普段の生活の中に運動を取り入れてみませんか?」
生物として本来持つ感覚“五感”も、年齢と共に衰えていきます。老化予防の方法として、見た目のケアやインナーケアなど様々な方法がありますが、本企画では “五感”に焦点を当てたアンチエイジングを実践するコツをお教えします!
ガイドしてくれるのは、アンチエイジングや美について議論を深めながら追求していく双方向型セミナー「塩谷塾」の卒業生たち。それぞれの専門分野における、“五感”に特化したアンチエイジングの秘訣とは?
私と運動の出会い
私は、小さな頃より体を動かすことがとても好きでした。
初等科の時は、モダンバレーを習い、学校のクラブは器械体操部、中等科になり硬式テニス部をはじめ、大学そして社会人になってもクラブに所属していました。
それ以外にも、ゴルフ、水泳、スキーなども経験し、スポーツクラブでは、エアロビクスやステップに夢中になり、ついに40歳代の時にやり過ぎて階段を上がるのも辛くなるほど腰と足を痛めてしまいました。
それでも、エアロビクスに夢中になり足や腰の治療をしながら、毎日クルクルと回転したり、ジャンプをする運動に取りつかれジム通いを続けていましたが、ある日治療をして下さっていた先生から、「腰や足が治るまで、エアロビクスや激しい運動を止めて下さい!いくら治療をしても治りません」と言われてしまいました。
大好きなエアロビクスができないなんて、生き甲斐を失ってしまったかのような気持ちでした。でも、このまま続けたら自分の体がボロボロになってしまう。
プロになるわけではないので、運動は、健康を維持するためにするものであって、怪我をしてまで続けるものではないことにようやく気付きました。
そこから私はエアロビクスから、ピラティスやヨガ、気功、ジャイロキネシスなど体幹を鍛えるシューズを履かない運動をするようになりました。
最初は、動きの少ない運動をすることに物足りなさを感じていましたが、実は一つ一つの筋肉を動かすことは、私たちの生活していく体にとっても大切なことで、使っていない筋肉は衰えていき怪我にも繋がるのです。
自分の中の怪我の苦い経験から、3年前に出会ったのが、美軸ラインエクササイズでした。
美徳ラインエクササイズとは
美軸ラインエクササイズは、身体の中に独楽のような芯としなやかさを創るエクササイズです。
身体の軸を感じ、つま先から頭までの筋肉や関節を正しく動かすことで、軽やかに身体を使えるようにするものです。
美軸ラインエクササイズのレッスンのコンセプト
「芯としなやかさ」を体に創り出すことです。
速度が変わっても、回り続けるコマのように。
それは、体幹(芯)を強くするとともに、関節をしなやかに動かすことにより、立っていても、動いていても、美しい姿勢でいることにつながります。
美軸と呼んでいるのは、主に腹横筋・横隔膜・多裂筋・骨盤低筋群でインナーユニットと呼ばれているものですが、美軸はただ鍛えるのではなく、芯のあるしなやかに動ける美しい体にしていく運動です。
美軸ラインエクササイズの効果とは
普段動かしていない部位を動かすことで、眠っていた神経や筋肉が目覚めます。
少し汗ばむくらいの気持ち良い運動をすることで姿勢改善、シェイプアップ、肩こり・腰痛改善、美脚、ボディメイクなど多くの効果が期待できます。
裸足でするエクササイズですので、脳への刺激もあります。無理せずご自身のペースで進めることができます。
怪我をして、苦い経験をした私が求めていたものが、ここにありました。
そして私は、美軸ラインエクササイズをとおして皆様にも、年齢を重ねてもいつまでもずっと若く美しく健康に生きることのできる体づくりをお伝えしたいと思いました。
ジムに行かなくても意識を変えれば体も変わります。
無理なく簡単にできる運動を続けることにより、怪我をしないしなやかで美しい体をつくることができます。
皆様も毎日の生活に簡単にできる運動を取り入れてみませんか?
運動は継続して行うことにより健康にも繋がります。
ご自身の筋肉はご自身でしか作れません。
美と健康は1日にして成らず。
いつまでもずっと若く美しく健康に生きていくことを目指していきましょう。
肩甲骨を柔らかくする美軸ラインエクササイズ
写真はバスタオルなどを使ってできる肩甲骨を柔らかくする運動です。
姿勢もよくなり肩こりなども解消する効果もありますので、お試し下さいませ。
100円SHOPで購入できるゴムやタオルを使ったエクササイズは、最初に腕を挙げたらところから脇腹を引き締めながら背中の肩甲骨を寄せるのを意識して手を下ろしていきます。
このエクササイズは、肩甲骨周りをほぐすばかりではなく、肩こり改善、背中のはみ出し肉も減らし美しい後ろ姿になっていきます。
薄着の上から段差になってる「背中のはみ出し肉」がよく見かけられますが、軽く膝を曲げて腰に負担がかからないようにして、背中を意識しながらそして毎日運動を続ける事が大切です。1日3回最初は10回からはじめてみましょう。
私はお風呂の後に必ず鏡を見ながら、「はみ出し肉よさようなら!」と声をかけながら行っています。
皆さんも、後ろ姿の美しい芯のあるしなやかなお体を目指しましょう。
白澤 いくみ(IKUMI SHIRASAWA) 抗加齢医学会正会員 いつまでもずっと若く美しく健康に幸せに生きるをコンセプトに、これから自分らしく生きるためのQOLの向上を目指して、「食事」「運動」「心」「睡眠」「美」の分野から普段の生活の中にどう取り入れたら良いかのアドバイスを行っています。 【経歴】 ●聖心女子大学文学部教育学科卒業 ●美スローエイジング協会代表 【著書】 「いつまでもずっと若く生きる食べ方」(集英社) 【指導】 ●よみうりカルチャー荻窪
『ハッピーエイジング和菓子いくみ』を発売 |
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