アンチエイジング五感道場「お味噌汁は食べる美容液」
生物として本来持つ感覚“五感”も、年齢と共に衰えていきます。老化予防の方法として、見た目のケアやインナーケアなど様々な方法がありますが、本企画では “五感”に焦点を当てたアンチエイジングを実践するコツをお教えします!
ガイドしてくれるのは、アンチエイジングや美について議論を深めながら追求していく双方向型セミナー「塩谷塾」の卒業生たち。それぞれの専門分野における、“五感”に特化したアンチエイジングの秘訣とは?
いつまでもずっと若く美しく健康に生きるをコンセプトに、身近にできる健康法をご紹介しております、トータルアンチエイジングコーディネーターの白澤 いくみです。
今月は、身近な食材である「お味噌」についての話題です。
お味噌汁は食べる美容液
日本の昔からの代表的な伝統食のお味噌汁は、実は食べる美容液と言われるほど、体に良い効果があります。
お味噌汁に、腸内環境を整えたり、美肌など健康効果があることをご存知でいらっしゃいましたか?
最近では、海外でもお味噌汁は健康を気遣うセレブたちに大人気なようです。
今回は、その効果とお味噌汁の簡単クッキングをご紹介したいと思います。
お味噌汁の効果について
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腸内環境の改善
お味噌は、大豆に麹菌を入れ発酵させて作る発酵食品です。腸内環境を整える善玉菌を多く含んでいます。お味噌汁の具材に食物繊維を加えれば腸内環境を更に改善してくれます。 - 美肌効果
お味噌汁は美肌にも効果的です。
原料の大豆のたんぱく質に麹が入ると分解され、良質のアミノ酸を含んだお味噌になります。
お味噌にはグルコシルセラミドというアミノ酸が含まれており、表皮の一番下の基底層に働きかけて、細胞を活性化してくれるそうです。
お味噌汁を使った簡単クッキング
今回は、お味噌汁の中でも納豆の入ったお味噌汁をご紹介いたします。
日本の江戸時代においては、「納豆売り」が納豆汁の食材を売り歩いたとも言われており、「叩き納豆」は、インスタント味噌汁のようなものであり「叩き潰した納豆」「青菜」「豆腐」がセットになっているため、出汁と味噌を溶いたお湯を注ぐだけで納豆汁となったようです。
また「寒い地方では野菜が不足しがちなので、納豆で補う。江戸では夏もこれを売る。汁にして煮るあるいは醤油をかけて食べる。京・大坂では、自家製だけで、店売りのものはあまり見かけない」とも幕末の風俗史書『守貞漫稿』に、当時の状況が記述されています。
このように、江戸時代から健康のためにお味噌汁や納豆は多くの方に親しまれてきました。
いつでも簡単お味噌汁の作り方
■材料(2人分)
キャベツ…100g~150g
ひき割り納豆…1パック
水…2カップ
味噌…大匙2
削り節…適宜
長ネギ…適宜
■作り方
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- キャベツや長ネギは食べやすい大きさに切っておきましょう。
- お鍋に水を入れ沸騰したら(1)を入れて1分~2分茹で火を止めましょう。
- (2)が飲みやすい温度に冷めたらお味噌と鰹節を入れて混ぜましょう。
■ポイント
●お味噌は、発酵食品なので熱に弱く60度以上では菌が死滅してしまいます。効果もなくなります。最適な温度は40度くらいですので、熱くしないように気を付けましょう。
●お出汁を鰹節と昆布からしっかりととると、お味噌が少なくても旨味がたっぷりなお味噌汁になります。また、塩分も少なくてすみます。お時間のある方には、おすすめいたします。
●中に入れる具を変えて旬の食材を使い、いろんなお味噌汁を楽しんでみましょう。また、市販のだしパックなども活用なさると便利です。
ぜひ、毎日のお食事にお味噌汁を取り入れてみて下さいね。
美と健康は1日にしてならず。
毎日の食べ物からも健康を心がけていただければと思います。白澤 いくみ(IKUMI SHIRASAWA)
抗加齢医学会正会員
日本保育学会会員いつまでもずっと若く美しく健康に幸せに生きるをコンセプトに、これから自分らしく生きるためのQOLの向上を目指して、「食事」「運動」「心」「睡眠」「美」の分野から普段の生活の中にどう取り入れたら良いかを分かりやすく実践できる健康術のアドバイスを行っています。
食では、食べることから健康にをモットーに発酵食を中心にお料理教室やスイーツの開発を手掛け、運動では、体軸を鍛えて怪我をしない芯のあるしなやかで美しいお体づくりを目指し美軸インストラクターとして皆様をご指導しております。
長年幼児教育にも携わり、息子二人を医師と弁護士に育て上げた経験を生かし、幼稚園・小学校受験教育アドバイザーとして、毎年、有名私立、国立幼稚園・小学校の合格するお手伝いをし、お子さまの教育ばかりではなくお母さま教育にも力を入れて、食育、しつけやマナー教育も行っています。
【経歴】
●聖心女子大学文学部教育学科卒業
●サントリー(株)
●慶応会
●伸芽会
●幼稚園・小学校受験教育アドバイザー
●美軸ライン協会インストラクター
●美スローエイジング料理研究家
●美スローエイジング協会代表
●anvege協会代表【著書】
「いつまでもずっと若く生きる食べ方」(集英社)
月刊 医歯薬進学 受験生のためのお夜食レシピ (弦文社)【指導】
●よみうりカルチャー荻窪
「若く美しく美軸健康体操」
●(一般社団法人)日本歯科TC協会講師
●まなびのちから表参道 教育総合アドバイザー
●白澤育玖美 幼稚園・小学校受講個人指導教室心とお体に優しいアンベジスイーツを制作、指導
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