アンチエイジングニュース

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そもそも、女性はなぜ危険を冒してもこのような手術を受けるのだろうか。
これは、美容外科に関わるようになってから、常に僕につきまとってきた疑問である。
“そりゃアンタ達男が悪いのよ、若い子の尻ばかり追いかけて。”
立ち所にそんな声が聞こえてくるとは思うが、それだけではないだろう。
僕は数いる孫達のことを思い出す。
女の子は2、3歳の頃からすでに鏡の前で装いを確かめ、“私キレイ?”と容貌を気にする。
同じ年の男の子が、ミニカーや機関車などに夢中になっている時にだ。
1_鏡よ鏡(3)人はなぜ美を? これはやはり、周囲の刷り込みというよりは、生来的なものと感じざるを得ない。
そうして出来上がった“女は美しくあるべき”という社会的な規範を、男性優位社会に異議を唱えるリべラル・フェミニストの作家兼批評家であるナオミウルフや、他の女権論者は「美の呪縛」とし、闘いを挑んできた。

この問題の分析は、他の章で論ずることとする。

Dr.SHIOYA2 塩谷 信幸(しおや・のぶゆき)
アンチエイジングネットワーク理事長、北里大学名誉教授、
AACクリニック銀座名誉院長、創傷治癒センター理事長

現在、北里研究所病院美容医学センター、医療法人社団ウェルエイジングAACクリニック銀座において診療・研究に従事しているほか、日本形成外科学会名誉会員、日本美容外科学会名誉会員として形成外科、美容外科の発展に尽力するかたわら特定非営利活動法人 アンチエイジングネットワーク理事長、日本抗加齢医学会顧問としてアンチエイジングの啓蒙活動を行っている。

【著書】
一年で一歳若返る/アンチエイジングのすすめ(幻冬舎)
美容外科の真実/メスで心は癒せるか?(講談社)
40代からの/頭と体を若返らせる/33の知恵(三笠書房)
「お若いですね」と言わせよう。(ゴルフダイジェスト)
など
ブログ『アンチエイジングブログ!』更新中

 

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