アンチエイジングニュース

 なかなか疲れが抜けない時は、食事を見直してみましょう。食欲がなかったり、多忙にまかせて簡単に済ませたりしているようなら、要注意です。

 体を作る大切なたんぱく質や鉄分が不足しているのかも知れません。ビタミンやミネラルには気をつけているのに、たんぱく質を摂る大切さを忘れている人が意外と多いようです。たんぱく質は、毎日摂ることで代謝が促進され、肌や体の細胞が再生されます。また、ほかの栄養成分を体に運ぶ働きもあり、たんぱく質と結びついた鉄(ヘム鉄)は植物性食品に含まれる鉄に比べて5~10倍も吸収されやすいと言われています。

 アンチエイジングのためには、主に魚から取ることがお勧めです。魚料理は手がかかると敬遠する前に、骨も皮もないさく取りしたかつおで作る実山椒煮を試してみてください。手軽な魚の常備菜があれば、忙しい時でもまず1品食卓に用意できます。もう1品は酢の物にしましょう。(管理栄養士・石井多津子)
かつおの実山椒煮

材料(作りやすい分量)

かつお(さく取りしてあるもの) 250グラム
実山椒の佃煮          大さじ1
しょうゆ              大さじ2
酒                 大さじ1
砂糖                大さじ1
水                 3分の2カップ

作り方

(1)かつおは大きめの角切りにし、熱湯をさっと回しかけておく

(2)鍋にしょうゆ、酒、砂糖、水を入れ、煮立たせる。(1)のかつおに実山椒を加え、煮上げる

(3)煮汁につやが出たら火を止め、盛りつける

★大きめの角切りにすることで、市販の佃煮とは違う味わいがある。表面は味が濃いが中は薄味に仕上がるので、保存する時は冷蔵庫に入れる

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