NPO法人アンチエイジングネットワークが2005年7月27日から9月7日までサイト上で実施した「アンチエイジング意識調査」の結果をレポートします。（有効回答は4131人　＜男性1658人、女性2473人＞）

　さまざまなサプリメントが発売されている状況だが、実際にどんなサプリメントを求めているのか聞いた（複数回答可）。

　1位は健康にいいもの（2230人）、2位は確実に体感できるもの（1812人）、3位は心身の疲れをとるもの（1405人）だった。ダイエットにつながるものは4位だった。

　「このサプリメントのおかげで健康になった」と確信できるものがあれば人気を集めるのは間違いない。とはいえ、サプリメントはあくまでも栄養補助食品であって薬ではない。メラトニンのサプリメントなら眠気を催すので「確実に体感できる」けれど、個人差が大きく抽象的な「健康」を「確実に体感できる」サプリメントの登場はまだまだ先だろう。事実、サプリメント先進国の米国でさえ、「健康を確実に体感できる」真っ当なサプリメントはないのだ。

　健康をサプリメントに任せることができない以上、栄養の偏らない食事や十分な睡眠・休養、体調管理といった当たことを忘れないほうがよさそうだ。（AANウェブ編集部・西野浩史）