抗酸化力アップに欠かせない食材をうまく取り入れるためには、副菜となるメニューのレパートリーを増やすことです。
野菜の力を上手に利用するには、なるべく完熟のものを選びます。光を十分浴びた野菜は栄養価が高くなります。赤ピーマンは青ピーマンが完熟したもので、ビタミンCやカプサンチンが豊富です。赤ピーマンの赤い色素カプサンチンは、β-カロチンの1.5倍、リコピンと同等の抗酸化力を持ち、老化に伴う記憶力の低下を防ぐ働きがあると言われています。
また、季節のきのこ類に含まれるβ-グルカンは白血球に働き、免疫力を強化して、がんを予防する効果もあります。
もう一品ほしいときに重宝するマリネは、オリーブオイルやビネガーが栄養素の吸収を良くするだけでなく食欲も誘う調理法です。(管理栄養士・石井多津子)
材料(2人分)
きのこのマリネ
しめじ、まいたけ 各4分の1パック
マッシュルーム 2個
しいたけ 2枚
トマト 2分の1個
にんにく、塩、こしょう 少々
オリーブオイル、バルサミコ酢 各大さじ1
赤ピーマンのマリネ
赤ピーマン(大きいもの) 1個
にんにく、ブラックオリーブ 適量
アンチョビ 2片
EXVオリーブオイル、ワインビネガー 各大さじ1
作り方
きのこのマリネ
(1)きのこ類は軽く汚れをふき取って切り分けておく。にんにくとトマトは、皮をむいてみじん切りにする
(2)フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを加え、香りが出たら、きのこを加え手早く炒める。塩、こしょうをして味を整え、仕上げにトマトとバルサミコ酢を加えて、冷蔵庫で冷やしておく
赤ピーマンのマリネ
赤ピーマンは、直火でこんがりと焼き、皮をむく。6等分らいのくし型に切り、アンチョビとブラックオリーブを加え、ビネガーとオリーブオイルをふりかけ、冷蔵庫で冷やしておく
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