菜の花と生ハムのスパゲティー
季節を感じさせる野菜のひとつ、菜の花が出回っています。がん予防の重要性で分類されたアメリカのデザイナーフーズに選ばれているアブラナ科の野菜で、独特のほろ苦さに含まれるイソチオシナートは発がん性物質を解毒する成分としても注目されています。
菜の花は特にビタミンCが豊富で、カロテンや鉄、葉酸、食物繊維のほか、炭水化物のエネルギー代謝を促すビタミンB群を豊富に含んでいます。含まれるビタミンB群は春先の体調を整えるのに有効なので、昔からこの季節に楽しまれてきたのでしょうか。
このスパゲティーは彩りが美しいだけでなく、ビタミンB1やビタミンB2を豊富に含む生ハムを加えて楽しむと栄養的にもぴったりの組み合わせです。(管理栄養士・石井多津子)
材料(2人分)
菜の花 2分の1束
ズッキーニ 2文の1本
生ハム 100グラム
スパゲティー 160グラム
塩 小さじ1
EXVオリーブオイル 大さじ2
にんにく 1片
たかのつめ 1本
塩、こしょう 少々
作り方
(1)菜の花は洗って半分の長さに切る。ズッキーニは輪切りにする。たっぷりの熱湯でスパゲティーをアルデンテにゆでる。途中ゆで上がる2~3分前に野菜を入れて一緒にゆで、ざるに上げる
(2)フライパンにオリーブオイル、にんにく、たかのつめを入れて弱火にかけ、にんにくがきつね色になるまで、ゆっくりと火を通す
(3)にんにくが色づいたら、ゆでたての(1)を加えてからめる
(4)生ハムをちぎって加え、塩、こしょうで味付けして、ゆで汁で水分を補う
(5)器に盛り、残りの生ハムを飾る
★菜の花のような野菜をパスタと一緒にゆでると、手軽なうえ、香りとうまみをパスタに移すことができる
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