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 緑が美しい季節になると、そら豆やグリーンピースといった緑の美しい野菜がたくさん出回ります。旬のそら豆は、ビタミンとミネラル、たんぱく質をバランスよく含む優秀な食材です。

 そら豆の色素の葉緑素(クロロフィル)は強い抗酸化力を持ち、血中脂質の正常化に作用することが分かっています。また、植物性の食材の中では糖質をエネルギーに変える時に不可欠なビタミンB1とビタミンB2がトップクラスと言えるほど豊富ですし、血液の材料となり、貧血を予防する非ヘム鉄も多いので、疲労気味の時はお勧めです。

 洋風の野菜料理にはバターを組み合わせたものが意外に多くあります。動物性脂肪を敬遠する方も多いようですが、バターには他の油脂にはないコクや風味があり、脂溶性のビタミンの吸収をよくする特性がありますから、野菜の煮込み料理などに生かすと、風味が増し、サラダよりも野菜をたっぷり取れる、デトックス効果の高いメニューになります。

 このレタスとそら豆、グリーンピースの煮込みもバターの風味を生かした一品ですが、少量のバターの風味を効果的に生かすために2度に分けて使いました。(管理栄養士・石井多津子)

レタスとそら豆、グリーンピースの煮込み

材料(2人分)

レタス        大2分の1個
たまねぎ      4分の1個
ベーコン      2枚
バター       15グラム
グリーンピース(さやをむいて) 1カップ
そら豆(さやをむいて)      1カップ
水          3カップ
塩、こしょう     少々
砂糖         少々 

作り方

(1)鍋にバターの半量を入れ、たまねぎの薄切りを炒める、小さめに切ったベーコンも入れて、あまり色がつかないように炒める

(2)(1)に水を加え、ひとくち大にちぎったレタスとグリーンピース、そら豆を加えて、砂糖、塩、こしょうをし、10分くらい煮込む。仕上げに残りのバターを加える

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