鯛の煮麺
地上に届く紫外線には、UV-AとUV-Bがあります。
しみをつくるUV-Bは、日差しとともに強度が弱まりましたが、UV-Aは、年間を通して注意が必要です。UV-Aは真皮まで届くので、じわじわとコラーゲンやエラスチンを変性させて弾力を失わせ、真皮全体を老化させます。これがしわやたるみの原因になり見た目にも現れます。
コラーゲンはたんぱく質を原料に、体内で合成されるものですが、最近コラーゲンそのものを含む食品を適度にとることも効果的だと判ってきました。また、体内でコラーゲンが生成されるときに欠かせないビタミンCは、短時間で排出されてしまいますからこまめに補うようにしましょう。
魚のあらで採った和風ブイヨンには、コラーゲンがたっぷり含まれています。秋の鯛は、あぶらが豊富でおいしい食材ですから、スープが多少にごったとしても、簡単にこして、栄養成分を残らずいただきましょう。ビタミンCを効率よく採るために、生の水菜をたっぷりと添えました。
(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
材料(2人分)
鯛のあら | 1尾分 |
昆布 | 10cm角 |
ねぎ | 1/2本 |
生姜 | 1かけ |
水 | 4カップ |
鯛切り身 | 1切れ |
水菜 | 4カップ |
ゆず | 適宜 |
素麺 | 1束 |
作り方
(1)鍋に水と昆布を入れて30分くらい置く。鯛のあらは熱湯をかけて水洗いし、汚れをとり除いておく。鍋に水と昆布を入れ、30分くらい置く。生姜とねぎを加えて火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、あくを取りながら10分煮てからざるで漉す。2カップくらいのだしが取れる。
(2)鯛の切り身は、4等分して皮めに包丁を入れ、塩少々して、焼く。水菜は洗って4~5cmの長さに切る。ゆずは、皮を削ぎ切りにして、水にとる。
(3)素麺は、大量の熱湯でゆでる。同時に、鍋に(1)のだしを入れ、酒大さじ1、しょうゆ小さじ1、塩少々で調味する。
(4)椀を温め、ゆであがった素麺と鯛の塩焼き、水菜を盛り、(3)のつゆをはって、吸い口のゆずを添える。
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