味噌仕立てけんちん汁
「味噌仕立てけんちん汁」――アンチエイジング料理レシピ(87)
寒い朝も、食事をするとそれだけでぽかぽかと温まり、からだが活動モードに入ります。これは食事誘導性熱代謝という自律神経を介した体温の上昇のエネルギーといわれています。就寝中に下がっていた体温が上がるので、血行が良くなりからだ全体の代謝があがると考えられています。年齢とともに下がってくる代謝力ですが、まず朝ごはんをしっかりとおいしく食べることが、活動的な生活につながります。
鎌倉の建長寺が発祥といわれるけんちん汁は、植物性たんぱく質の豆腐やごま油を使い野菜の栄養素を取り入れやすく工夫した、昔から親しまれているアンチエージングメニューです。本来はしょうゆ仕立てですが、朝食向きに味噌仕立てにし、野菜の栄養とうま味を汁までおいしくいただけます。
材料2人分
豆腐 | 1/2丁 |
大根 | 5cm輪切り |
にんじん | 5cm輪切り |
里芋、ごぼう、エリンギ、小松菜 | あわせて300gくらい |
こんにゃく | 50g |
ごま油 | 小さじ2 |
だし汁 | 2カップ |
しょうゆ | 少々 |
味噌 | 大さじ2 |
七味唐辛子 | 適宜 |
作り方
(1)大根とにんじんは薄い半月切りにする。里芋は皮をむいて2つ切り、ごぼうはささがきにして5分くらい水にさらし、ざるにあけておく。エリンギは、長さを半分にしてからたて半分に切る。小松菜は、さっと洗って3cmの長さに切る。こんにゃくは短冊切りにする。
(2)鍋にごま油を入れて熱し、荒くほぐした豆腐を加えさっと炒める。だし汁を加え(1)の野菜のうち、小松菜以外とこんにゃくいれて、しょうゆを加え、柔らかくなるまで煮る。
(3)野菜が柔らかくなったら、一度火を止め、小松菜を加え、味噌を溶きいれ、沸騰直前の煮えばなで火を止め椀に盛る。好みで、七味唐辛子をふる。
(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
※総カロリー 1人分:180kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)
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