「玉ねぎと豚レバーの甘酢いため」――アンチエイジング料理レシピ（88）

　食事によるデトックスは、すぐに始められる方法です。

　そして、継続するためには、身近にあるデトックス食材を覚えて、毎日の食卓に登場させることが1番です。キッチンに買い置きされていることが多い玉ねぎは、血液をさらさらにする働きがあると有名ですが、玉ねぎ特有の辛味や、刺激臭もとの硫化アリルには、肝臓の解毒作用を高める働きもあります。

　また、玉ねぎの黄色い色素のもとになるケルセチンは、体内の有害物質と結合して、排出させるキレート効果もあります。亜鉛を含む豚レバーや、活性酸素を除去するβーカロテンの多い赤ピーマンは、キレート効果を助ける効果的な組み合わせです。

　少し甘みをつけた味付けにしてありますから、レバー嫌いの方にもおいしく召し上がれます。是非、挑戦してください。

材料２人分

作り方
（1）豚レバーは、よく水洗いして2mmくらいの厚さの1口大に切り、塩、酒、こしょう、片栗粉、サラダオイルを混ぜたものに浸して10分くらい置く。
（2）玉ねぎは8等分のくし型に切り、バラバラにほぐしておく。赤ピーマンは1cm幅のせん切りにする。砂糖、酒、酢、片栗粉を合わせておく。
（3）深めのフライパンにサラダ油を熱し、（1）のレバーを入れ、しっかり火を通したら皿にあけておく。フライパンにサラダオイル少々を足し、玉ねぎを炒める。玉ねぎがしんなりしたら、赤ピーマンとレバーを加え、あわせておいた調味料を加え、強火で手早く炒める。

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）

※総カロリー　1人分：426kcal
（料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください）