アンチエイジングニュース

「いわしとじゃがいものグラタンカレー風味」――アンチエイジング料理レシピ(94)

 春から夏にかけては、新しい生活のストレスや紫外線などで、からだの中の活性酸素が増えやすい季節です。

 からだを構成する細胞膜に多く含まれる不飽和脂肪酸は酸化しやすく、酸化によりできた過酸化脂肪は老化を加速させるアンチエイジングの敵です。この活性酸素は、体内の抗酸化酵素が消去してくれるのですが、生活習慣のストレスや加齢などで活性酸素が増えすぎると、体内の酵素だけでは充分対応できなくなり、食事から抗酸化物質を摂ることが重要になってきます。
 
 生で食べられるほど新鮮ないわしを見つけたら、常備野菜のじゃがいもにたっぷり加えて、グラタンにしていただきましょう。

 いわしには、抗酸化酵素の一つのグルタチチオンパーオキシダーゼの一部となるミネラル、セレンが豊富です。カレー粉、ハーブなどの香辛料を隠し味に使うと、魚嫌いの方にも食べやすくアンチエイジング効果も期待できます。

材料2人分

 真イワシ  4尾
 塩、こしょう  少々
 じゃがいも  小2個
 長ネギ  1/2本
  にんにく  1片
 カレー粉  小さじ1
 バター  大さじ1
  牛乳  1/2カップ
  塩  小さじ1/2
  ローズマリーの枝  適宜
  蚕豆、砂糖さや  合わせて300gくらい

作り方
(1)イワシは3枚におろし、塩、こしょうをする。じゃがいもは、皮をむき7~8mmの輪切りにする。長ネギは、4cmの長さの千切りにする。
(2)じゃがいもをボールに入れ、電子レンジで加熱してから、塩、こしょう、にんにくの半量、カレー粉を合わせておく。
(3)耐熱容器に(2)のじゃがいもと長ネギを入れ、牛乳を加えて、水気をふき取ったいわしを並べる。いわしの上にもパン粉を振りかけバターを散らして、ローズマリーをのせ、180℃~200℃のオーブンで、30分くらい焼く。
(4)茹でた蚕豆、砂糖さやを、オリーブオイルで炒め、グラタンに付け合せる。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

※カロリー 1人分:470kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)

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