アンチエイジングニュース

大塚製薬株式会社主催のセミナー「バランス栄養朝食のススメ」が2007年5月24日(木)行なわれました。

医学博士・管理栄養士の本多京子先生(日本体育大学女子短期大学講師、有限会社本多ダイエットリサーチ主宰)が、『朝食欠食の現状と「バランス栄養朝食」について』と題した講演を行いました。近年日本人は、食の大切さに対する意識が希薄になり、特に朝食の欠食率が高くなっていると指摘。さらに、朝食には以下の効果などがあると説明しました。
(1)体温を高める、集中力高める
(2)生活習慣病の予防
(3)身体のリズムを整える
(4)うつを直す「セロトニン」を作り出すもとになる

つぎに大塚製薬株式会社、佐賀栄養製品研究所の樋口智子さんが、朝食を摂取すると、午前中の知的作業に対しての疲労感を予防し、集中力を高めて維持し、さらに、知的な作業の効率を高めるとの研究結果を発表。また、脳の栄養は糖分だが、糖分を代謝するための栄養素としてビタミンやミネラルも大切で、バランスの取れた朝食を摂ることが重要と説明しました。

引き続き行なわれた本多先生と樋口さんのトークセッションで、本多先生は「高齢者が元気で長生きをせざるを得ない。低栄養が脳の老化につながるので、朝ごはんは大事」と述べました。

仕事や学習などを集中して、効率的に行なうためには、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、水分補給のすべてに考慮したバランスのよい朝食が重要といわれていましたが、それを裏付ける研究データを大塚製薬株式会社が示しました。どうも仕事の効率が上がらないとお悩みの方は、いま一度、朝食の内容見直してみてはいかがでしょうか。(AAN・WEB編集部 松本理恵)

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