「しし唐とじゃこの炒め煮」――アンチエイジング料理レシピ（104）

蒸し暑く過ごしにくいこの季節は、体調管理が欠かせません。汗をかくと水分だけでなく、ビタミンや、ミネラルも失われます。これから出回る夏野菜は、この季節に私たちが必要な栄養素をたっぷり含んでいます。また、野菜の色や、味、香りに含まれる機能成分の研究もすすんできています。紫外線から体の細胞を守り、体調を整えて、夏を健康に乗り切るためにも、夏野菜を食卓に欠かさないようにしたいものです。

しし唐は、抗酸化ビタミンのビタミンCが豊富で、カロテンも含まれています。若干の辛味は、カプサイシンによるもので、アドレナリンの分泌を促し、エネルギー代謝をよくする効果が知られています。また、減塩効果もあります。

このしし唐とじゃこの炒め煮は、しょうゆの量を減らしてありますが、十分おいしくいただけます。丸ごと食べられるじゃこと組み合わせは、カルシウムの足し算効果もあります。小魚には、カルシウムの吸収を高めるビタミンDや、マグネシウムも豊富ですから、神経を鎮めイライラ解消にも効果的なアンチエイジングメニューといえます。

材料２人分

作り方
（1）万願寺しし唐は、2つに切る。
（2）鍋にごま油を入れ、にんんく、じゃこ、しし唐を炒め、全体に油が回ったら、みりん、しょうゆを加え、味を見てから砂糖少々を加えて、やや弱火で、しし唐が柔らかくなるまで煮て、煮汁をからめる。

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）

※カロリー　1人分：55kcal
（料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください）