アンチエイジングニュース

「フルーツトマトのパスタ」――アンチエイジング料理レシピ(111)

 冬でも紫外線は私たちに降り注いでいます。紫外線を浴びて活性酸素が過剰に発生すると、細胞を傷つけ老化が進みますので抗酸化力のある食材は一年中必須といえます。抗酸化力の強いリコピンやビタミンCを含む、トマトをたくさん使った料理レシピをご紹介します。

 リコピンはカロチノイドの一つで、トマトの赤い色素の8割ほどを占めています。β―カロテンのように体内でビタミンAに変わりませんが、抗酸化力が特に強いことで知られています。

 ビタミンCは水溶性ビタミンなので、必要量以外は排泄されてしまうためこまめに摂るのが理想的です。また、リコピンは継続的に食べることで血中濃度が高くなり、臓器や肌にとどまるため、活性酸素に対抗してがんや生活習慣病を予防するといわれています。

 時にはあったか室内ですっきりとした喉越しの冷たいパスタはいかがですか。何かと忙しい年末で、疲労のため食欲が低下気味のときでも食が進むかもしれません。

 トマトの酸味の成分クエン酸には、疲労回復効果があります。パスタメニューは炭水化物に偏りがちですが、パスタの量を控え、たっぷりのトマトとカルシウム豊富なモッツァレラチーズを組み合わせると、栄養バランスのよいアンチエイジングメニューになります。

フルーツトマトの冷たいパスタ

材料 2人分

 カッペリーニ  60g
 フルーツトマト  4個
 モッツァレラチーズ  50g
 エクストラバージンオリーブオイル  大さじ2
 バジルの葉  3~4枚
 ワインビネガー  小さじ1/2
 レモン汁  少々
 塩、こしょう  少々

作り方
(1)フルーツトマトは湯むきしてひと口大に切る。ボールにトマト、エクストラバージンオリーブオイル、千切りにしたバジル、にんにく、ワインビネガー、レモン汁、塩、こしょうを加えて合え、冷蔵庫で味をなじませておく。
(2)たっぷりの湯でカッペリーニをゆで、氷水にとって冷やしたら、水分をきる。
(3)(1)のボールに(2)のパスタを入れて、混ぜ合わせる。はちみつ、塩で味を整えて皿に盛り、モッラレラチーズを添える。
 
★  トマトのうまみが少ないときは、はちみつ少々を加えると良い

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧