実際に暖かく感じる色は何色?
「色の力で暖かく快適な冬を過ごしましょう」part.2
みなさん、こんにちは。パーソナルカラリストの斎藤薫です。
前回のpart.1で 暖色系の色は心理的に暖かく感じるということをお分かりになっていただけたと思います。part2ではさらにそれを深めて、暖色系の色は心理的に暖かく感じるだけではなく、実際に暖かい!という事をご説明していきますね。
少し専門的なお話ですが、毎日惜しげもなく地球に降り注がれている太陽光線=光の中で 私たちが目で色と認識できる光の波長を可視光線と言っており、その範囲は380~780nm(ナノメーター)の間です。波長の長い380nmくらいの赤から橙・黄・緑・青・藍そして波長の短い780nmくらいの紫までを肉眼で色として捉えているのです。ここで色の正体は光ということが分かっていただけると思います。
それでは、光の波長380nmの赤より長い波長の場合はどうなるのでしょう? その長い波長は私たちの肉眼では見ることはできないのですが、感じることができます。その正体は……皆様ご存じの「赤外線」なのです。(字の通りですよね)赤外線を利用した赤外線ヒーターは実際に体感で暖かく感じますよね。そうです、赤よりも波長が長くなると、色から熱へと変わっていくのです。
暖色系の色は心理的に暖かいだけでなく、色の中では実際に熱に近く暖かいということが分かっていただけると思います。
では反対の780nmの紫より短い波長はどうなるかと言うと、紫外線となります。(また、字のとおりですよね)殺菌作用など紫外線の効果もいろいろあるのですが、今回のテーマ「色の力で暖かく快適に冬を過ごす」と少離れますので控えます。
光・色・波長の不思議な関係(?)はまだまだいろいろあります。機会をみつけてもっとお話できたら……と思っています。
足先が冷えやすい方は、暖色系の色を靴下に取り入れてみてくださいね。心理的にも、そしてまた、実際にも、白の靴下よりもきっと暖かくなりますよ。
暖かな暖色系の色を上手に利用して、寒い冬を暖かく、快適に過ごしましょう!
斎藤 薫 (パーソナルカラリスト)
パーソナルカラリストとして、個人向けアドバイス、ロータリークラブでの講演、フィニッシングレッスンなどを開催。
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