がんもどきと大根の煮物
「がんもどきと大根の煮物」――アンチエイジング料理レシピ(115)
アンチエイジングのためには、食材の栄養成分を逃さずいただける煮物が最適です。カツオやコンブで取る出汁にはアミノ酸が多く含まれ、野菜をおいしくするだけでなく、疲労回復効果があります。
がんもどきと大根の煮物は、骨を元気にする食材の組み合わせです。大豆の胚芽に多く含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た構造を持つため、体内の女性ホルモンの減少によって起こる更年期障害の軽減や、骨量の減少を防ぎ、骨密度を上げる働きがあると知られています。丈夫な骨や、歯の健康維持に欠かせない、カルシウムや、マグネシウムも多く、骨の形成を促進します。
また、小松菜(または大根の葉)のような炊き合わせた食材に含まれる、ビタミンC、やビタミンA、ビタミンKを一緒に摂ることで、よりイソフラボンの効果を高め、骨密度を上げることができます。味付けは、出汁を利かせ薄味に仕上げましょう。ナトリウムの摂り過ぎを防ぎ、カルシウムの排出を抑えることができます。
材料 2人分
がんもどき | 4個 |
大根 | 5cm厚さの輪切り |
しめじ | 1パック |
小松菜(または大根の葉) | 1/4束 |
だし | 400ml |
しょうゆ | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ2 |
塩 | 適宜 |
ゆずの皮 | 少々 |
作り方
(1)大根は2.5cm厚さの輪切りにし、さらに半分の半月切りにする。鍋に大根、水、米のとぎ汁または、米少々を入れて、柔らかくなるまでゆで、水洗いしておく。小松菜はゆでて、3cmの長さに切る。
(2)湯を沸かし、がんもどきを入れて余分な油を茹でこぼす。鍋にだしを入れ、がんもどきと大根を入れて火にかけ、砂糖、しょうゆの順に加え弱火で煮込む。火を止めて、ゆっくり中まで味を含ませる。
(3)盛り付ける前にしめじを加え、火が通ったら味を見て、器にがんもどき、大根、しめじ、小松菜を盛り、たっぷりの煮汁も入れて、刻んだゆずの皮を添える。
(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
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