アンチエイジングニュース

「アンチエイジングの専門家がナビゲート」(ガイド:塩谷信幸)

アンチエイジングネットワーク理事長、塩谷信幸が「見た目のアンチエイジング研究会」を立ち上げました。

 

「見た目のアンチエイジング研究会」を、立ち上げたところ、参加希望者が殺到して、もう満杯になってしまい、多数の方が次回回しになり、事務局は嬉しい悲鳴を上げている。

これは日本抗加齢医学会の分科会で、6月6,7日の総会終了後に6月8日の日曜日だが、平河町の砂防会館で開催される。
学会員の場合は、卒後研修として点数になるが、一般の方も参加は自由である。
むしろ一般の方も多数参加されて、裾野の広い研究会に発展させたいと思っている。

なぜ今“見た目のアンチエイジング”なのか?
「日本抗加齢医学会」には医学の専門分野が幅広く含まれているので、それぞれの分科会が必要とされ、すでに眼科と歯科はスタートしている。次は皮膚を中心に皮膚科と形成外科もということになったが、いっそ見た目のアンチエイジングとして裾野を広げ、医学以外の関連領域も巻きこんだ研究会のほうが面白いのではないかということになった。

つまり皮膚以外に、容貌、体型も含め、トータルの見た目のアンチエイジングということである。

今ひとつの理由は、すでに美容外科、美容皮膚科的なアンチエイジングの研究会は存在するが、レーザーとかケミカルピール、ボトックス、ヒアルロン酸など、手法が先行して、加齢による皮膚、容貌、体型の変化のデータがあまりにも乏しい。つまり手法が先行して、診断そして治療の意味づけが後追いしているのが現状である。

そこでまず加齢による年齢別変化を診断学として確立し、若返りの目標をなへんに置くか目標を定め、それにふさわしい治療法を選択するという、正攻法的なアプローチが必要と感じられたからである。
その為には施術する医師側だけでなく、患者側、この場合は一般の受益者の希望や意見も取り入れ、また、手法の開発には企業の方も加わり、三者が一体となってこの分野を確立させることができればと考えた次第である。
初回の研究会の成り行きはまたこのページでご紹介するが、今後とも是非この会の発展にご協力をいただきたい。

塩谷信幸

筆者の紹介

塩谷先生

塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長、北里大学名誉教授
東京大学医学部卒業。フルブライト留学生として渡米し、オルバニー大学で外科および形成外科の専門医資格を取得。帰国後、東京大学形成外科、横浜市立大学形成外科講師を経て、北里大学形成外科教授、同大学名誉教授。 現在、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療と研究に従事。日本形成外科学会名誉会員、日本美容外科学会名誉会員として形成外科、美容外科の発展の尽力するかたわら、NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長、日本抗加齢医学会顧問としてアンチエイジングの啓蒙活動を行なっている。

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