アンチエイジングニュース

「トマトと水菜のかき玉汁」――アンチエイジング料理レシピ(122)

暑い日が続くと、なんとなく体がだるかったり、食欲が落ちたりします。不調をほっておいて、本格的な体調不良になる前に対処し、残暑を乗り切りましょう。

最近は、暑さで食欲がなくなり、栄養不足になるだけでなく、冷房など屋外と室内の気温の差が大きいことによる自律神経の乱れも原因になっています。冷たいものの食べ過ぎ、飲みすぎは、胃が冷えたり、胃液が薄まって栄養素の吸収が悪くなります。冷房による手足の冷えや、水分代謝がとどこうるのも、むくみやだるさにつながります。水分補給もかねて、温かい汁物を召し上がってください。

リコピンを多く含むミディートマトをさっと炒めて短時間に仕上げるかき玉汁は、暑い季節におすすめです。炒めたトマトは、甘みと酸味が凝縮され、具にも調味料にもなります。トマトに含まれる穏やかな酸味のもとクエン酸は、食欲を増進させ、良質なたんぱく質源の卵との組み合わせは疲労回復にも効果があります。水菜は仕上げにさっと加え、ビタミンCを効率よく取れるようにしてください。

<材料>2人分
 ミディートマト             2~4個
 オリーブオイル             小さじ2
 水                   300ml
 チキンスープの素            大さじ1
 塩                   小さじ1/2
 こしょう                少々
 水菜                  1/2束
 卵                   1個
 ラー油                 少々

<作り方>
(1) ミディートマトは、半分にして芯を取り1cm厚さに切る。水菜は2cmくらいに切っておく。
(2) 鍋にオリーブオイルを熱し、トマトをさっと炒め、水、チキンスープの素を加え煮立ったら、あくを引き、塩、こしょうで味を整える。
(3) (2)の鍋に水菜を入れ、溶き卵を流し入れて、ふんわりと浮き上がったら、火を止め、ラー油をお好みで加え、お椀に盛る。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

※カロリー 1人分:99kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)

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