前田典子さんエイジレスビューティー
「アンチエイジングトーク」Vol.14
モデル 前田典子さん
健康で美しく歳を重ね、自分らしく、素敵な生き方をしたい。そんな生活を実践されている方々の健康や美容の秘訣を伺う「アンチエイジングトーク」。第14回のゲストは、モデルのマエノリこと前田典子さん。
モデルの仕事だけではなくトークショー、TV、ドラマ、ラジオなど多方面で活躍されている。先日、アンチエイジングネットワークで実施した「35歳をすぎても、豊かでツヤのある美髪ロングヘアの持ち主は?」というアンケート調査でもモデル部門で第1位に選ばれた。圧倒的な支持を集めたその美しいロングへアを保つ秘訣を含めて、お話をお伺いした。
――アンチエイジングとは、どういう意味だととらえられていらっしゃいますか?
「アンチエイジング」と言う言葉、今までは年齢に無理に逆行するようなイメージがあってあまり好きじゃなかったのですが、最近では聞き慣れた言葉となり、いろんな意味にとらえられていますよね。時間に逆行すると言うより、時間を遅らせるために何をするか、ということでしょうか。
日々の生活での気持ちの持ち様ひとつだと思いますが「キレイを諦めないで楽しみながら自分を愛してもうひと手間かけてあげる」、ポジティブなイメージへと意識は変わりましたね。
――美しい髪を保つ秘訣を教えてください
元々の髪質が元気で、44歳の今もまだ白髪がありません。色は真っ黒じゃなくてブラウンなのでヘアカラーの必要がなく、ストレートで過ごせる髪質なのでパーマもかけていない。20代の頃にソバージュヘアーが流行った時にはパーマをかけましたが、元気な髪質のせいでかかりが悪かったですね。バージンヘアーが保てたのは今まで髪にダメージを与える事が少なかったせいもあるんじゃないでしょうか。
2年前にスカルプDレディースが誕生してから使うようになり、更に髪が元気になったと思います。撮影現場ではヘアメイクさんに「前より髪が元気になったんじゃない?ちょっとブローしただけで艶がすごく出るね」と、誉めてもらえるようになりました。以前は流行や香り重視のシャンプー選びでしたが、髪も肌と同じく年齢が出るので大人には大人のシャンプー選びをお勧めしますね。
元気な髪を育てるのは頭皮ケアが大事だと言う事が、スカルプDレディースを使い始めてからの意識改革でした。ワインだっていいブドウ畑で育った方が美味しいでしょ。66歳の母にも勧めてみたら「細くて張りのない髪にボリュームが出てきた」と喜んでくれました。
――ストレスをためないためやっていることはありますか
運動ですかね。ファイティングエクササイズと言うボクササイズに似た格闘技系のエクササイズを7年ぐらい続けています。パンチやキックの動きでかなりストレス発散になりますよ。あとは美味しいものを食べたり、買い物をしたり、女友達とおしゃべりしたり。地方のお仕事や海外ロケに出かける事は、気分転換にもなっていますね。
――モデルというお仕事だと食事はストイックに制限しているのでしょうか?
お肉も、甘いものも食べますよ。食事に合うお酒を飲むのも好きです。ただし飲みすぎ、食べすぎには気をつけています。スタイルキープのために食べることを我慢してストレスになるより楽しんで食べたいです。
その代りに次の日にはちゃんと運動するとか、食事の量をセーブしたり、炭水化物を抜いてみたりと帳尻合わせをいつも上手くやっています。健康に良いと言うものには結構飛びついては試してみるタイプ。最近では酵素ジュースがマイブームです。
――アンチエイジングネットワークの調査では
「見た目」のアンチエイジングにこだわる方が多く、
20歳は若くみられたいといった極端な意見もありますが
マエノリさんはどう思われますか?
今の年齢を素敵に生きたいです。年齢より老けて見られるのは嫌だけど、だからと言って「20歳若く見られたい」とまでは思わない。自分らしいいい歳の重ね方をしたいです。シワだってたるみだって、いい歳の重ね方をしていれば素敵に見えると思う。ケミカルな美容法も全否定ではないですが今の私にはまだ必要がないし、なるべく自分の肌を鍛えて、甘やかさないようにしたいです。クリニックではビタミンC点滴をたまにやってもらいます。ビタミンCは美肌だけでなく、体調を整えてくれ病気予防にも効果的なので、仕事が忙しくて疲れて「風邪ひきそうだな~」と思ったときにはクリニックに駆け込んでいます。
――これから挑戦していきたいお仕事について教えてください。
40代になってからモデル以外の仕事が増えてきました。セレクトショップのプロデュース、洋服のデザイン、商品開発、トークショー、テレビではコメンテーターから俳優までやらせていただきました。今までやった事のないオファーも拒む事なく、せっかく与えていただいたチャンスだし、何にでも前向きに楽しんで取り組むようにしています。新しい事にチャレンジするのに年齢なんて関係ない。何でも食わず嫌いで終わるのはもったいないです。向いていないと思った事もちょっとかじってみたら意外に美味しかったりもするもの。実際、私にはマラソンなんて無理だと思っていたのですが、昨年雑誌の企画でハーフマラソンに挑戦する事になりました。走ってみると、とても楽しかったんです!いつかはフルマラソンを走ってみたいと思うようにまでなりました。お仕事の方はモデルと言うスタンスは変えずに、そこから広がる色んな事にチャレンジしたいと思います。
――アンチエイジングの秘訣、他にありますか?
いつも夢や希望、目標を持つこと。夢手帳をつけるといいですね。スケジュール帳の余白でもいいので、思いついた夢をメモするんです。叶いそうにない大きな夢からすぐ出来そうな目標、予定まで何でも。メモを見返したときに行動を起こしやすくなります。いつでも「迷ったらGO!」とりあえず動いてみる行動力が大事だと思います。
――マエノリさんが憧れる女性はいらっしゃいますか?
強くてセクシーな女性マドンナ!50代であのダンスパフォーマンスはあっぱれです。逆に中原淳一の描く古風な女性像にも惹かれます。現代女性が忘れがちな美しい言葉づかいや振る舞いができる幸せな女性像を中原さんのエッセイ本を何度も読み返しては気づかされています。
――最後にアンチエイジングネットワークの会員へメッセージをお願いします
いくつになってもキレイを諦めないで貪欲でいてください。身の回りの小さな幸せを見つけてはポジティブ体質を作りましょう。
気取らない、飾らない。自然体の幸せオーラを放っていた前田典子さん。「見た目が若い」ことと「若々しく生きること」の大きな違いを教えらたれた気がした。綺麗な黒髪の源は彼女の健康的で元気な内面からも創りだされているのだろう。
前田 典子 |
プロフィール 前田典子(まえだのりこ) 44歳。 2000年に男の子を出産。 「マエノリ」の愛称でしたしまれている。 光文社の『STORY』をはじめとする 女性誌やCM、ラジオ、映画など多方面で活躍中。 出産後もスリムな体型と美しさを保ち続け、 女性達の羨望の的。 さらに、ファッションブランドプロデュースや女優など、 活躍の場を広げている。 |
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