アンチエイジングニュース

「美しい姿勢・歩き方」レポート

9月8日(火)、ビューティーバランスクリエイターで、TV・雑誌でご活躍されている彩戸美佐先生をお迎えし、アンチエイジングレッスン「美しい姿勢・歩き方」を開催しました。彩戸先生の考案するウォーキングは一風変わったもの。それはなぜかというと、頭にティアラを載せる、という点。前回『ティアラウォーキング!?』でも彩戸先生のレッスンのご紹介をしましたが、今回は主に姿勢や歩き方、所作などを美しく改善させるためのレッスンをしていただきました。始めはティアラを付けることに抵抗がある方が多いかと思いましたが、みなさま積極的にティアラを付けてレッスンを受けてくださいました。

・∴*★まずはカラダづくりから★*∵・
「美しい姿勢・歩き方」を作り出すために、まずはカラダづくりから始めます。彩戸先生によるカラダづくりの基本の一つは呼吸法で、ピラティスのような胸式呼吸。お腹ではなく、胸を大きく膨らませてバストアップを図ることで背筋が伸びてきます。自分の腕を両隣の人に引っ張ってもらうことなどで、普段いかに余計な力を使っているかを実感。先生によると変に力むことが肩こりや腰痛、身体の歪みの原因になることも…。カラダづくりの第一歩は末端に余計な力を加えずに身体の中心を意識することにあるようです。ここまではまだ本題に入っていなかったのですが、ベースのカラダづくりをしていく中で、靴を脱いだり履いたりしていると参加者の中から「靴を履く度にゆるくなっている」という声が上がりました。身体を正しく使うだけで、むくみ解消の効果が表れる方もいるようです!

・∴*★正しい歩き方★*∵・
バレエ経験者である彩戸先生に正しい歩き方を伺いました。「日本では正しい歩き方の教育をしていないから、O脚や猫背などの身体の歪みが出てくるのです。フランスでは2歳くらいから性別に関係なくバレエを習うことで正しい歩き方を習得します。」また、最近では体力作りなどのためにジムでのトレーニングが流行していますが、ジムなどで作られる筋肉は硬い筋肉。確かに体力は付きますが、身体自体が硬くなるため転びやすいなどの弊害もあるのだとか。その一方、バレエで作られる筋肉はしなやかなため、美しい姿勢を作りだすのに最適なようです。

・∴*★見えないコルセット★*∵・
ここまではティアラウォーキングの基本。いよいよ本題のウォーキング開始です。
頭の上のティアラはとても軽く、付けている感覚はほとんどないのですが、やはり上に載せていると頭の少し上を意識して背筋が自然にピンと伸びてきます。また先ほども触れたように、身体の中心を意識して体内の力の入り方をコンパクトにまとめることで腹筋や背筋がじんわりと鍛えられていくのが感じられました。これに関し「バレエダンサーは自分の身体にコルセットを付けているような状態」と彩戸先生。バレエダンサーのような、つねにコンパクトで無駄のない動きが美しい姿勢、歩き方やしぐさを生み出す秘訣となるわけですね。

・∴*★90分で目に見える変化★*∵・
今回はたった1時間半という短時間でしたが、たくさんの効果的なポイントを分かりやすく教えていただきました。他にも美しく座る方法やハイヒールを履いた時の重心の乗せ方、デコルテを美しく見せる方法など書ききれないほど多くの美しい所作を教えていただき、ご紹介しきれないのが残念です。
そして最後に、参加者全員がそれぞれお部屋をウォーキングすると、明らかに美しい歩き方に仕上がっていて、まるで別人に見えました。参加者の方からも、「ハイヒールを履いた時の正しい重心の位置が分かった」、「膝が開かない座り方や、身体を締めるということが分かった」、といったお声に続き、「帰り道、姿勢が良くなったのと同時に腰への負担が軽かった気がします」との感想もいただきました。

彩戸先生、そして今回参加していただいたみなさま、本当にありがとうございました。今後も様々な実践的セミナーをご用意しますので、今回来られなかった方も是非ご参加ください。

(AAN WEB編集部・小田真弓)

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