白石まるみさんの健康と美の秘訣
「アンチエイジングトーク」Vol.13
女優 白石 まるみさん
健康で美しく歳を重ね、自分らしく、素敵な生き方をしたい。そんな生活を実践されている方々の健康や美容の秘訣を伺う「アンチエイジングトーク」。
第13回のゲストは、「大人かわいい」を自身のテーマに、バドミントンでフィジカルを、旺盛な好奇心でメンタルの若々しさをキープしているという女優の白石まるみさんです。
フィジカルもメンタルも若々しく
目指すは『大人かわいい』女性!!
Vol.13女優 白石まるみさん
15歳でデビュー以来、年齢を重ねても変わらず“かわいい”という形容詞がピッタリの白石まるみさんは、バドミントンでフィジカルを、旺盛な好奇心でメンタルの若々しさを、楽しみながらキープしているとか。
今回は、白石まるみさん流”健康”&”美容”の秘訣について伺います。
――10年以上のキャリアをもつバドミントンで楽しく筋力アップ
私は、計画的に運動やダイエットをするのが苦手で長続きしないタイプなのですが、唯一継続しているのが、バドミントンです。
中学時代にバドミントン部に所属し、高校でも続けたいと思っていたところ、思いがけず芸能界に入ってしまい、部活どころではなくなって遠ざかってしまったのですが、娘が小学校に入学した時にバドミントンのママさんチームがあると知り、参加したことをきっかけに、以来10年以上継続中。現在では世田谷区のレディース大会でA~Fのクラス分けの中でもトップのAランクで大会に参加するほどの腕前になり、ついでに小学生を対象にバドミントンの指導員としても活動してしまうという熱の入りようです。
競技として行なうバドミントンは、公園遊ぶ羽根突き系ではなく、ボクシングと同様の筋肉を使うといわれるハードな全身運動です。私も週2~3回は練習に通い、年間数回の大会に参加しますから、こう見えて結構筋力はついています。
現在のチームは50、60代を中心に上は70代の方までいらっしゃいますが、この年代の人たちが皆、テニスウェアのようなミニスカートでプレイしているんです。そして、皆さん、後姿が若々しくてキレイ!! 最初にクラブに入った時、私の母と同い年の方がいらしたのですが、立ち振る舞いもキレイだし、気持ちも若い。そのことにとても驚きました。忙しい中でも自分の趣味を見つけ、体を動かし、汗を流し、仲間と集まって楽しい時間を過ごすことでその人が若々しくキレイに輝くということに感激し、私もそんな風になれたら素敵だなと、バドミントンにハマッてしまいました。
バドミントンのシャトルは風の影響を受けやすいので冷暖房は禁止ですから、夏は体育館がサウナのよう、そんな中で激しい全身運動ですからかなりの体力を必要としますし、発汗の量も半端ではないです。ですから皆さん代謝がアップして肌がとてもキレイだし、背中の筋肉がとてもキレイです。
ですから、今の私が同年代の方と比べて若く見えるとしたら、バドミントンを続けていることが大きいと思いますね。楽しみながらスポーツをした結果がアンチエイジングにつながっている感じです。
実は、バドミントンを続けることで筋肉がつき、体重自体は増えてしまったのですが、周囲の人からは「以前より体が若くなった」「痩せた」「若い頃よりもいいね」等といわれることが多く、印象的には以前よりも若々しい体型をキープできているみたいなのです。ですから、多少体重が増えても体にいいことをして、外見的にも良く見えるならこれでいいのかなと、今は数字にこだわらず、全身のバランスを重視することにしています。
――日常動作に一工夫のアンチエイジング
美容も健康も良いと言われる事はとりあえずチャレンジしてみるのですが、ストイックになりすぎると続かないので「何かをしながらついでに」というが私流です。例えば、お風呂に入りながら体をひねるように多少無理な姿勢で体を洗う、電車に乗る時は周囲に不審に思われないよう、ドアの近くに立って真上の広告を読むふりをして首筋を伸ばす、駅の階段をつま先で昇る等、自己流の「ながら運動」は20代の頃から継続しています。
食事は、基本的に和食中心。わが家は皆和食好きなのでこれも無理せず自然に食卓に和食が並びます。他のご家庭と違うところと言えば、わが家の夕食にはごはんがないことでしょうか? 野菜、海草、大豆等栄養のバランスを考えたおつまみを食べながらゆっくりと晩酌を楽しむのがわが家の夕食。以前はこのおつまみをおかずにごはんを食べていた娘(タレント・守永真彩)も、最近はダイエットを気にする年齢になりましたからごはんをお豆腐に変える等工夫をしているので、お酒を楽しむ分、ご飯粒なしでカロリーコントロールをする夕飯がわが家流です。
――常に好奇心を持ち続けること
アンチエイジングにはフィジカルはもちろん、メンタルも重要ですよね。
実は私、18歳の娘と体型が全く同じなんです!! 服も靴もバッグも1つ買えばいい。ですから常にお互いに共有できる物を選ぶ習慣がついていて、年相応を考えればもう少し地味な服を選ぶべき? と思いながらも年齢よりマイナス10歳位のものを選んでいる。娘とは買い物も一緒に行きますし、同じ雑誌を読んだり、娘の友人ともよく話します。服や小物が共有なので周囲よりは派手な服を着ていたりすることに加え、若い人と話すこと、情報を共有し、刺激を受けることもアンチエイジングに繋がっていると思います。
また、新しい事に対して怖がらずにチャレンジすることも大切だと思っています。例えば今まではネイルが好きではなく、深爪くらいの状態だったのですが、ある時、爪の強化になるからとジェルネイルをしてみました。するとキレイになった自分の爪を見て気分がアップしたんです。今更ですが、爪がきれいだと気分がアップするな~キレイになることに無頓着ではいけないなと、その後はすっかりネイル派に。ただ、仕事柄、役や場面に合わないネイルはできないし、その度にサロンに通うのは大変ですよね。そこで、自分でできればいいのだと、ネイルスクールに通い、今ではすべてオリジナル。娘や友人のネイルもやってあげたりしています。すると皆自分の爪を見て表情が明るくなるんですよね。そういうちょっとしたトキメキって大切だと思うんです。元来細かい作業が好きだし、常に好奇心が旺盛で、暇さえあればあれをやろう、これをやろうと考えてしまうタイプなので、こんな好奇心の強さもアンチエイジングにつながっているかもしれません。
――目指すは『大人かわいい』女性
私は、絶対に普通のおばさんにはなりたくないと思っています。そんな私が目指すのは『大人かわいい女性』。
子供の頃から、こんな大人にはなりたくないと感じるたびに、その気持ちを忘れないよう、日記に「自分が大人になってもこの気持ちを忘れちゃだめ」「大人目線で物事を考えちゃだめ」等と書き記す子供でした。ピュアな気持ちを忘れない大人になろうという意識がとても強かったのですね。そして実際に子供が生まれてからも妹を育てる感覚で接したいと思い、実践して今まで過ごしてきました。以前話題になったピーターパンシンドロームなのでしょうか? 私は年齢を重ねつつも「大人になりたくない人」だったりするんです。でも、大人になりきれないことを悪いことと考えるのではなく「もうこんな年だから」「若い頃とは違うから」等と言って何もしないのではなく、自分の年齢を理解しながらも、年齢を重ねること、大人になることに反発しつつ、若い気持ちを持ち続けられたらいいと思っています。
無理をするのではなく、自然の流れの中で若い気持ちを持ち続けて日々を過ごしていれば、フィジカルもメンタルも老け込まない。これこそアンチエイジングですよね。
目指すは、見た目も内面も“大人かわいい女性”。年齢的には十分大人でも、年下の子に「かわいい」って言われる人でいたいと思っています。
取材・執筆:岩原明子(フリーライター)
白石 まるみ |
プロフィール 白石 まるみ(しらいし まるみ) 11月27日生まれ。 中学時代、郷ひろみの恋人役募集オーディションで4万人の中から2位に選ばれ芸能界へ。昭和53年水曜劇場「ムー一族」(TBS)の「居酒屋ひろみ」の女将の妹役で女優デビュー。その後、「意地悪婆さん」(CX)、「スチュワーデス物語」(TBS)等の人気ドラマに数多く出演。土曜ワイド劇場で20年も続いた人気シリーズ「家政婦は見た」(ANB)では最年少家政婦の友田友子役でレギュラー出演する等、ドラマを中心にCM、歌、レポーター、司会と幅広く活躍。現在、フジテレビ系全国ネット/東海テレビ連続ドラマ『Xmasの奇蹟』にレギュラー出演中。 主な出演作: 白石まるみオフィシャルHP http://shiraishi03.web.fc2.com/ |
出演情報!!
フジテレビ系全国ネット/東海テレビ連続ドラマ『Xmasの奇蹟』レギュラー出演中!!
11月2日(月)~(毎週月曜~金曜 13:30~14:00)
『Xmasの奇蹟』番組HP
パソコンから http://tokai-tv.com (東海テレビホームページ)
映画『ランブリングハート』
2010年1月シネマート新宿、梅田ガーデンシネマ、伏見ミリオン座より全国順次公開
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