アンチエイジングセミナー2009｜アンチエイジングネットワーク

●「見た目のアンチエイジング」

10月25日、アンチエイジングセミナーを開催した。第7回目となる今回のテーマは「見た目のアンチエイジング」。「なぜ？見た目？」と思われた方は、下記のアンチエイジンネットワークがインターネットを通じて調査をした結果を見ていただきたい。

「ご自身のアンチエイジング関する悩みは主になんですか？」という質問（2つまで回答可）では、「顔・体型・髪」と見た目に関する老化の悩みが、なんと約7割を占めた。男女比をみると、男性は筋力の老化が悩みの1位となり、女性に比べて「精神面の老化」の比率が高いのも特徴的だ。女性は圧倒的に、「顔や体型」といった「見た目」に悩みが集中。

年代別にみても20代から60代まで変わらずに、全ての年齢でやはり高い比率を占めている。70代では、体型の老化がゼロになるが、顔や髪への関心は継続している。やはり女性はいくつになっても「見た目」に気をかけながら、日々を過ごしているに違いない。そこが女性の可愛らしさだと記者は思うのであるが…。今回、我々がセミナーのテーマにと選んだ「見た目のアンチエイジング」は、髪・顔・体型の悩みを解決するヒントを、それぞれのスペシャリストから学ぶことができる内容だ。しかし、「見た目のみが重要だと考えているわけではない」ので、そこはくれぐれも誤解しないでいただきたい。「心と体は一体で、わけて考えるべきものではない。対立させるべきものでもない。美しく老いることも可能なはず。今日のセミナーを聞いて、まず形から入って、見た目の若返りをはかる。その結果、気持ちも若返って、その内面からの輝きが、みなさまの見た目の美しさを支えるようになればいい」という塩谷理事長(北里大学名誉教授)の挨拶からセミナーはスタートした。

●「髪・顔・体型」

一番目は、精神科医で医学博士、アンチエジングネットワーク顧問を務める浜中聡子氏の「ずっと豊かできれいな髪でいるために」の講演。
「日本には老化を自然現象ととらえている人が多いが、何もしない人はほとんどいない。気分年齢と外見年齢の差が開いてくることを気にして、アンチエイジング的なアプローチを何かしらしている。外見的な若さ、そして、内面も磨いていくことが精神的な充実につながるのです」と、女性の薄毛や抜けの症状の種類や原因などを医学的な視線でわかりやすく解説した。ストレスや偏食や睡眠不足といった生活習慣の乱れがキレイな髪には大敵だという。髪のためにオススメなのが「まごはやさしい」という昔ながらの日本人の食事。ごま、おやさい、おさかな、しいたけはお勧めで、摂取品目も多い方がいい。また、野菜や果物にはないビタミンＢ6を含むお肉で良質なタンパク質をとるほうがいい等、キレイな髪を目指すノウハウが満載であった。

講演2番目は宝田恭子氏による<>「歯科医師の顔のトレーニング講座」。メディアでも話題の宝田先生ご自身が実践され効果を実感しているノウハウを教えてもらえるとあり、会場のお客様の表情も真剣そのもの。歯周病予防や義歯を安定させる一助として、表情筋のトレーニングを行うことが、見た目のきれいさにつながることがわかった。スクリーンには宝田先生の指導で、顔面麻痺の状態から1年で見事に回復された先生の義母さまの写真をはじめ、多くの芸能人が写しだされた。マッサージのＢＥＦＯＲ、ＡＦＴＥＲに、会場にはどよめきが…。どのように舌を動かせばほうれい線が消せるのか、1枚の写真でキレイに笑うためのポイント、噛むことや自分の骨に負荷をかけることの大切さなど、興味深い内容だった。ぜひ、表情筋トレーニングに挑戦してみたいと思った。

いよいよ最後は体型。ゴットハンドと呼ばれるカリスマエステティシャン、高橋ミカ氏の「キレイになるための意識改革講座」。高校時代はテニス部に所属し体育会系だった彼女は食べることが大好きで太ってしまったそう。でもある時、友人が痩せたのをみて、「私もキレイになりたい」とエステの業界に入ったという。毎日の努力や意識することがとても大事だと、具体的なマッサージ方法をモデルさんの実演をまじえてご説明いただいた。足のつぼを強く押したり、ふくらはぎを絞るようにマッサージしたりと、お客様も一緒に手足を動かして、セミナーで固まり始めた身体をほぐしていた。

●川柳大賞発表

セミナーは終了し、気分転換！第3回アンチエジグ川柳の受賞式に続き、アンチエイジング賞を発表。男性は皆様ご存じの「北野武氏」、女性は「黒柳徹子氏」。黒柳さんの受賞コメントが会場に流された。「あと、50年は徹子の部屋を続けたい！」という言葉に会場はどっと沸いた。

そして、3名の講演者による「パネルディスカッション～アン活のすすめ～」へとプログラムは移り、ざっくばらんなアンチエイジングの秘訣をそれぞれ披露。浜中聡子先生は出勤前にひと泳ぎすること。宝田恭子先生は23年間ラジオ体操を続けていること。高橋ミカさんは90分のお風呂とコアリズムとのこと。全員共通してたのは、キレイになりたいから、日々の努力を続けていることだった。最後に塩谷理事長からの閉会の言葉で幕を閉じた。

●展示ブース