アンチエイジングニュース

第3回『サプリメントのかしこい選び方―抗酸化・免疫力アップ―』

11月11日(水)、第3回目のアンチエイジングカフェを開催しました。アンチエイジングカフェとはNPO法人アンチエイジングネットワークの理事長を務める塩谷信幸先生(北里大学名誉教授)による「アンチエイジング」をテーマにした講義の後、参加者の皆さまにも講義内容について話し合っていただく企画。ディスカッションの時間を作り、今までの一方通行になりがちだったセミナーのスタイルを変える挑戦でした。塩谷先生曰く、「講演者が話したい内容と受講者が聴きたい内容はズレていることがある」。このような相互通行が可能な場を設けることで意思疎通を積極的に図りたいとの思いからスタートした企画です。
また受講者の方にはアンチエイジングをそれぞれのライフスタイルに取り込んでいただき、主催側にとっては受講者が知りたい情報を知ることで今後の活動に役立てたいと考えたのです。
そんなアンチエイジングカフェも、今年度はこれが最終回。前回と同じように、今回も参加者同士で打ちとけやすいようにと、簡単な自己紹介から始まりました。

□■そもそもサプリメントって・・・?■□
自己紹介を終え、講義のスタートはサプリメントの定義についての説明。薬と比較し、サプリメントの位置づけの分かりやすい解説や、その大まかな種類や特長についてのお話がありました。サプリメントと薬の大きな違いは、即効性や副作用がないこと、さらに服用をやめても体に大きな変化が起こらないという点。これが意外な盲点!治療目的で飲む薬とは違い、必要性の有無に関わらず、「飲まなければ」という思いだけでサプリメントの種類がいたずらに増えている方もいるのではないでしょうか?

薬よりも身近で手に取りやすいサプリメントも、医学的見地からの信頼できる情報を元に、ライフスタイルに取り込むべきだと学びました。

□■カフェの時間■□
塩谷先生の講義終了後は、ドリンクを飲みながらの質疑応答タイム。今回はジンジャーシロップをお湯で割った、「抗酸化・免疫力アップ」のテーマに合わせた飲物です。生のショウガに含まれるジンゲロールという成分は強い抗酸化作用を持ち、ショウガを加熱することによりジンゲロールはショウガオールと、一部がジンゲロンという成分に変化します。ショウガオールは抗酸化作用に加えて抗菌作用が、ジンゲロンには新陳代謝を活発にする作用があるとされています。昔から風邪のひき始めに多く用いられてきたショウガ湯はまさに先人の知恵ですね!ジンジャーシロップについては以前ニュースで取り上げさせていただいているので、ぜひこちらをご覧ください。

和気あいあいとしたディスカッションが終わり、全3回ご出席いただいた8名の方に、塩谷先生から修了証書が授与されました。

セミナー後の感想の中には「情報が氾濫し、内容がつかみにくかったサプリメントについて、様々な角度からからお話が聞けて参考になった」、「サプリメントだけに頼らない生活や考え方の見直しを実践していきたい」というお声をいただきました。
また今回のアンチエイジングカフェ全3回ご出席の方からは、「講演会と違い、近くでお話しを伺うことができてとても分かりやすかった」、「全3回を通して目からウロコが落ちるような情報が得られた、アンチエイジング=美容だと思っていたので、新しい方向を知ることができて良かった」という感想をいただきました。

講師と受講者の距離を縮めた新しい形式のセミナーとして好評頂いたアンチエイジングカフェ。来年度も引き続き開催予定です。詳細が決定次第、アンチエイジングネットワークのホームページ内、またはメルマガ(まだご登録されてない方はこちらにて順次お知らせします。

また、来年度のアンチエイジングカフェをよりよくするため、皆さまからのご意見もお待ちしております。
塩谷先生の考える来年度『「アンチエイジングカフェ」将来計画』についても是非ご覧ください。

★ご意見はこちらまで。>> info@anti-ageing.jp

(AAN WEB編集部・小田真弓)

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