七草がゆ
「七草がゆ」―― アンチエイジング料理レシピ(167)
みなさま、新年おめでとうございます。今年もアンチエイジング料理をご紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします。
1月は「年末年始に食べ過ぎてしまった…」とい方におすすめの、身体に優しいメニューです。新年に若菜を摘み生命力をもらう日本古来の「若菜摘み」と結びついた七草がゆは、お正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわるアンチエイジングメニューです。七草の若菜には栄養面での機能性もあり、デザイナーフーズに選ばれているアブラナ科やセリ科の野菜が多く含まれます。今年の七草粥は、「すずな」として七草に数えられる大根をたっぷり使ってみませんか。アブラナ科の大根は、冬場に不足しがちなビタミンCや、体内の余分なナトリウムを排出するカリウムが豊富です。葉にはカロテン、鉄、カルシウムも含まれます。消化酵素のアミラーゼは弱った胃腸を助け、辛味成分のイソチルシアネートは、飲みすぎで疲れた肝臓の解毒作用を高めデトックスに効果的です。低カロリーなお粥と油断すると炭水化物のとり過ぎにつながります。低脂肪で高たんぱくな鶏のささみを加えて、ビタミンB群も補い、炭水化物の代謝を高めましょう。
<材料>2人分
・米 | 1/2カップ |
・水 | 2+1/2カップ |
・大根 | 5cm長さ |
・七草 せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずひろ |
1パック |
・鶏ささみく | 2本 |
・塩、酒 | 各少々 |
・昆布の佃煮 | 適宜 |
<作り方>
(1)米は炊く30分前に洗い、土鍋または深鍋に入れ、分量の水につけておく。
大根は5mm角に切り、炊く直前に鍋に入れる。
(2)鍋を中火にかけ、沸騰したらごく弱火にして30分くらい炊く。
吹きこぼれそうになったら、火を弱めたり蓋を少しずらす。
(3)七草は洗ってみじん切りにし、炊き上がる直前に混ぜ合わせる。
残りのオリーブオイルを加え、にんにく、玉ねぎを炒め、肉を戻して、赤ワイン、スープ、
ベイリーフを加え、煮立ったら、アクをひいて、肉が柔らかくなるまで煮る。
(4)鶏ささみは塩、酒をふって、電子レンジで加熱し、食べやすく裂いておく。
(5)椀に盛り、(4)のささみと昆布の佃煮をのせる。
※カロリー 1人分:223kcal
(料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。)
(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
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