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アンチエイジングなフードナビ

第5回【こうしている間にも……、「ながらお菓子」で、むくみ予防を】

朝起きると、一面真っ白。今年は東京にも、雪の精が二度舞い降りました。まだまだ続く、冬日和。皆さん、お部屋の中で、ぬくぬく過ごす時間が多くなっていないでしょうか。こんにちは、野菜ソムリエの神林春美です。今回、私がナビゲートするアンチエイジングフードは、そんな冬の時期にこそ始めてほしい、新しい習慣!テレビを見ながら…、こたつでおしゃべりしながら…、インターネットをしながら…。「ながらお菓子」で、「むくみ」を予防する、小豆のパワーをお伝えします。

体を動かすことが億劫になりがちな冬の時期。真夏のように、外に一歩出れば汗をたっぷりかけるわけではなく、かと言って、運動も習慣的じゃない。冬は、どうしても「むくみ」がちと言う方、多いですよね。何を隠そう、まさに、私もその一人。体の中に余分な水分が溜まっていることを、帰宅後気付かされる冬の毎日で、レギンスを脱ぐと足にくっきり跡が…。これは間違いなく、「むくみ」の症状ですよね。

アンチエイジングなフードナビ実は、そんな「むくみ」に効果的な食べ物として、「小豆」があること、ご存知でしょうか。利尿作用に優れた成分としては、野菜や果物に多く含まれる「カリウム」がありますが、小豆には、このカリウムの他、豆類に含まれる「サポニン」という、こちらも利尿作用=むくみに効く成分が多く含まれています。「むくみ」への「ダブルの効果」があるわけですね。女性は、むくみに悩む方が多いようですが、この水分代謝が悪い状態は、「めまい」の症状も起こしやすい体質へ。年齢を重ねても「若々しくアクティブに!」を目指す私達にとっては、やはり気になるアンチエイジングフードとなるでしょう。

ちなみに、小豆にまつわる日本人の知恵として、こんなお話も。実は、古くから京の都では、10日に一度はお赤飯を食べる習慣があったそう。これも、10日間溜まった体の水分を抜くための食習慣だったと言います。また、小豆には、この他、便秘解消に効果的な「食物繊維」や、貧血に効く「鉄分」疲労回復に良い「ビタミンB類」も豊富。小さな赤い一粒が、大きなチカラで、女性のカラダを保護してくれるようです。

アンチエイジングなフードナビさて、そんな小豆。そうは言っても、普段の食生活ではなかなか取り入れにくいのが本音。皆さん、そうではありませんか?小豆を食べる場面、ちょっと思い出すだけでは、お赤飯や和菓子を食べる時など、意外と限られてしまう気がします。「う~ん、もっと手軽に小豆を!」、そう思い始めていた最近出会ったのが、実は今回ご紹介する「あずきぱわー」です。まさに、その名の通り。サポニンを最も多く含む皮の部分も、そのまま食べられる小豆菓子です。長野県松本市にある126年の歴史を誇る御菓子司『開運堂』が販売している、こちらの商品。北海道十勝産の「大納言(だいなごん)」という小豆を使用しています。「大納言」は通常の小豆よりもやや大粒。それを丁寧に煮上げて甘納豆にした後、そのままフリーズドライにしたのが「あずきぱわー」。日本でもめずらしい新感覚のお菓子として、知る人ぞ知る人気商品とのこと。今回、直接お話をうかがった『開運堂』の広報担当者の渡邉恭子さんのお話では、今から8年程前、社長と親戚のお医者様の発案で生まれた商品であり、甘さも控えめ、1袋20g入りで189円(税込)という手軽さも受け、外国へのお土産としても人気だそうです。

小豆の栄養分をそのまま閉じ込めた一粒が、手軽にスナック感覚で、お口にポイ。フリーズドライなので、手も汚れず、その点においても優秀ですよね。気になるカロリーも一袋約65kcalと低カロリー。「あずきぱわー」1袋(20g)まさしく「ながら菓子」で、むくみ予防!頑張らずに続けられる、アンチエイジングフードです。

アンチエイジングなフードナビ『開運堂』

御菓子司『開運堂』HP

 

神林 春美(Harumi Kambayashi)プロフィール
●略歴
1976年生まれ。ライター。東南アジアの国タイを半年間旅した日々で、「野菜やハーブのある豊かな生活スタイル」に出会い、野菜ソムリエなどの資格を取得。「美味しい」だけでなく、「体に効く」食べ物に出会うことが、日々のパワーチャージのひとつ。特に好きなアンチエイジングフードは、デトックス効果の高い「パクチー」。ベジタブル&フルーツマイスター、調味料マイスター、アロマ環境協会アロマテラピー検定1級、eco-people(eco検定)の資格を持つ。

 

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