アンチエイジングニュース

「愛のスパイシーチョコレートボール(2種)」
―― アンチエイジング料理レシピ(173)

2月14日は、バレンタインデー。チョコレートの話題で持ちきりですが、ミルクチョコレートが発明されるまでのチョコレートは薬効を期待して飲まれていた強壮飲料でした。鉄、亜鉛、銅、セレンといった、血液や、皮膚、内臓に存在し、主に酵素の成分となる重要なミネラルを含んでいるからです。特に男性の場合、亜鉛やセレンは、前立腺に最も高濃度に含まれるといわれています。今年のバレンタインデーには、チョコレートの薬効をパワーアップさせる食材と組み合わせて、スパイシーだったかつての味わいを感じるチョコレートを手作りしてみませんか。スパイシーチョコレートボールは、ガーリック、しょうが、黒こしょうを ひと手間かけてお菓子に仕立てました。にんにくの匂いは、イオウ化合物の一種アリシンで、ビタミンB1の働きを強め、疲労回復や体力増強に効果があります。しょうがの辛み成分のジンゲロンは、体を温めて血行を良くすることで有名です。ブラックペッパーの辛み成分のピペリンシャビシンにも、発汗,エネルギー代謝促進の効果が期待できます。寒いこの季節、植物の持つ機能性成分をおいしくいただいて、風邪や疲労に備えたいもの。男性も、食べたくなるチョコレートです。

アンチエイジング料理

<材料>8個分

 ・ミルクチョコレート     60g
 ・生クリーム     50ml
 ・スポンジケーキ     70g
 ・しょうが     1片
  A)・にんにく・ごま油     2片
 ・牛乳、水、グラニュー糖     適量
 ・ウイスキー     大さじ1
 ・グラニュー糖     大さじ1
 ・黒こしょう     10粒
 ・アーモンドスライス     適量
 B)・しょうがのコンフィ     30g
 ・オレンジピール     30g
 ・ウイスキー     大さじ1
 ・ココア     適量


<作り方>

(1)にんにくは皮をむき、牛乳、水、グラニュー糖を入れたボールに入れ、電子レンジで1分くらい加熱する。フライパンに、グラニュー糖とウイスキーを入れて火にかけ、色がついてきたら柔らかくなったにんにくを入れ、カラメル色になったら取り出し冷まし刻んでおく。黒こしょうは粗くつぶしておく。アーモンドスライスはオーブントースターなどで軽く焼いておく。
(2)ショウガのコンフィとオレンジピールは大き目の角切りにする。
(3)ボールにスポンジケーキを粗くほぐして入れる。別のボールに生クリームと刻んだミルクチョコレートを入れて、電子レンジに2分くらいかけよく混ぜ合わせる。スポンジケーキにチョコレートソースを混ぜ、よくあわせる。
(4)(3)を2等分し、一方に①のにんにくあめがけと粗びき黒こしょうを混ぜ、2cmくらいに丸めて、周りにスライスア-モンドを貼り付ける。
(5)残りに(2)のショウガのコンフィとオレンジピール、ウイスキーを混ぜ、2cmくらいに丸めて、周りにココアをまぶす。

※カロリー (1個分  A)126kcal、B)118kcal)
(料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。)

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

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