第7回エステティック学術会議レポート
5月18日、東京大学本郷キャンパス安田講堂に、確かな技術力をポスピタリティ溢れるサービスで提供している多くのエステティシャン達が、集まった。特定非営利活動法人ソワンエステティック協会が主催する「第7回エステティック学術会議」に参加するためだ。
同法人は、2005年より、エステティシャンの社会的地位の確立と向上、そして、消費者が安心して通える健全なエステティックサロンの普及を目指して活動を続けている。
まずは「今後もお客様から尊敬され、頼りにされるビューティのプロフェッショナル、ワンランク上のホスピタリティあふれるサービスを提供するプロフェッショナルを創って参ります。それにより、エステティック、スパビジネスの健全な発展に寄与すると共に、世界中に幸せなお客様を増やしてまいりたいと考えております」とご自身もエステティシャンとしてご活躍されていた下村朱美理事長より決意が述べられた。
その後、幅広い知識を身につけ、技術を切磋琢磨し、厳しい各種の認定資格の合格者の表彰式が行われた。壇上に並ぶ、美容・サービス業界でのプロフェッショナルは、見ていて気持ちが良くなるほど、エレガントな身のこなしであった。
●今回のテーマは「美とは何か?」
長谷川裕一氏(社団法人日本 ニュービジネス協議会連合会 会長、株式会社はせがわ 代表取締役会長)は「日本は美の国~世界で最も美しい国~」と題しての講演。美しい自然に囲まれ、四季折々の変化を感じながら、美の感性を磨いてきた日本人。日本の文化と歴史、伝統に感謝を捧げることの大切さを話された。次に作家の中谷彰宏氏による「ワクワクをプレゼントすることがホスピタリティだ」というテーマでの講演。美しいもの、素晴らしいサービス、そして素晴らしいマナーは人をワクワクさせる。人をワクワクさせるためには、まずは自分がワクワクしていかなければならない。そのためにどう自分自身を磨いていけばよいのか、わかりやすく楽しく解説されていた。技術の向上だけでは一流のエステティシャンにはなれないのだと、強く感じた。
最後に、東京大学大学院医学系研究科アドバンストスキンケア(ミスパリ)寄付講座客員教授須釜淳子氏からアドバンストスキンの研究報告。ミスパリと共同で行っている寄付講座では、「成人の健康に影響を及ぼす肥満をひとつの柱とし、皮膚と肥満の関係について研究」している。
今回の報告のテーマは、「皮膚は肥満によって変わるのか」という非常に興味深いものであった。
今後、エステは幅広いアプローチから「美しさ」と「アンチエイジング」を支えるより一層重要な役割を担っていくのではないだろうか。
●株式会社シェイプアップハウス⇒こちら
(AAN WEB編集部 熊本美加・渡辺仁美)
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