甘い物が恋しい時に…、「神の果実」から生まれた「顆粒羅漢果」はいかが?
第17回【甘い物が恋しい時に…、「神の果実」から生まれた「顆粒羅漢果」はいかが?】
一歩外に出れば、肩をすくめる風が吹き始めました。公園の木々も色づき、冬の訪れを感じる今日この頃ですね。
食卓でも、秋の味覚を楽しんでいらっしゃいますか?こんにちは、「アンチエイジングなフードナビ」、ナビゲーターの野菜ソムリエ・神林春美です。
今回は、この時期にぜひ知っていただきたい、自然甘味料をご紹介します。
どうしても運動不足になりがちな秋冬。「何より気になるのは、体重コントロール!」、そんな方の声にお応えして、砂糖代わりに身近にお付き合いできる甘味料をご紹介します。
お茶の時間から、毎日のご飯作りまで、きっと大活躍しますよ。
まるで水墨画のような、静寂の中に佇む美しい景観が知られる、中国・桂林。この地が発祥の地と言われ、今なお、この山岳地帯でわずかにしか栽培されていない果実があります。
その果実の名は「羅漢果(らかんか)」。
直径は5cm程の球形で、別名を「神の果実(神果)」と言い、古くは国王によって「門外不出の果実」とまでされてきた貴重な果実です。現在は、中国政府が「重点保護直物」として管理。日本でも、乾燥したものかエキス状の羅漢果しか手にすることができないそうです。
この羅漢果が、「神果」たる所以。調べたところ、桂林のとある村落の中に、別名を「長寿村」と呼ぶ村があり、多くの老人が百歳を超えながら元気に暮らしているとか。この長寿村では、古くから「体を錆びつかせない」と、羅漢果を煮出したお茶を飲み続けているのだそうです。
しかし今回、羅漢果の特徴の中でも、アンチエイジング世代の方に特に覚えていただきたいのは、羅漢果自体は「砂糖の300倍の甘さでありながら、低カロリー」という驚きの点。砂糖と同様、含まれる甘味成分は「果糖」と「ブドウ糖」ですが、羅漢果の主成分は「モグロシド」と呼ばれる強い甘味成分だそう。
実際に私も、この羅漢果を煎じ顆粒にした商品を味見してみましたが、甘い甘い!です。
似ているとしたら、黒砂糖。
コクのある甘味が、じわ~っと広がる感じです。砂糖の代用甘味料によくある、変なクセや人工的な感じはなく、幅広い年代が好む甘さ。
コーヒーや紅茶、牛乳などの飲み物に入れるのはもちろん、お料理にも抜群の活躍を見せてくれるでしょう。
コックリとした煮物やすき焼き、お肉の下ごしらえや、サラダのドレッシング、お肉料理のソース作りにも適しているのではないでしょうか。
また、嬉しいことに、羅漢果には食物繊維やミネラル、ビタミンA・Eも含有されています。
バランスが良い甘味料ですので、日常的に取り入れてみて良い食品ですよ。ぜひ、どうぞ!
神林 春美(Harumi Kambayashi)プロフィール ●略歴 1976年生まれ。ライター。東南アジアの国タイを半年間旅した日々で、「野菜やハーブのある豊かな生活スタイル」に出会い、野菜ソムリエなどの資格を取得。「美味しい」だけでなく、「体に効く」食べ物に出会うことが、日々のパワーチャージのひとつ。特に好きなアンチエイジングフードは、デトックス効果の高い「パクチー」。野菜ソムリエ、調味料マイスター、アロマ環境協会アロマテラピー検定1級、eco-people(eco検定)の資格を持つ。 |
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