アンチエイジングニュース

夏までにまだ間に合うお腹痩せ
脂肪を凍らせてすっきりボディが手に入る夢の治療法とは?

ぽっこりとした下腹、パンツに乗っかる腰周りのはみだした肉、背中にくっきり現れたぜい肉の段差など「この部分だけでも痩せたい!」という願望を抱いている女性は多くいる。これから薄着や露出度が高まるこのシーズンになると、急に現実的な悩みとなり、夏前にやみくもにダイエットなどを試すが、結果が出ずに終わることも多い。実は、一般的なダイエットで部分痩せを成功させるのは至難の業とされていて、食事制限や運動などのセルフケアでは、お腹、腰周りなど特定の部位だけの脂肪を減らすことは理論上無理だと考えられている。また、脂肪吸引に代表とされる外科的手術などは、確実に脂肪を減らせるものの、ダウンタイムの長さや安全性などの課題があり、なかなか手を出せないのも事実である。

これらの問題を解消するアメリカ発の部分痩せ治療器がついに日本に上陸した。その名も「クール・スカルプティング」というこの治療は、アメリカのFDA(*1)の承認も取得済みの医学的な効果と安全性が確認されている痩身治療だ。この、クール・スカルプティングは驚きの方法で脂肪を破壊する。その方法とは、これまでの「脂肪を燃焼させて痩せる」という概念とは全く逆の「脂肪を凍らせて減らす」というもの。

原理はいたって単純。脂肪は水よりも高い温度で凝固する(凍る)という点に着目し、水分の多い皮膚や神経、血管には影響のない温度で冷やすことによって、脂肪だけがシャーベット状に凍ってしまうというのだ。
脂肪を冷やすだけで痩せるなら、冷たいお風呂でもいいのでは?思う方も多くいるはずだが、実はそう簡単ではない。筋肉は熱を発するため、吸引をかけて脂肪を筋肉から離してあげないと冷却効率が悪い。さらに、温度を一定に均一に保つ工夫が極めて優れており、周りだけ冷えたり、冷えすぎたり、途中で温かくなったりということが起こらないよう、常に多くのセンサーなどが働き、絶妙な温度が保たれるような工夫がなされている。

実際の治療は、メスを入れたり切ったりは全くなく、麻酔もいらない。アプリケータと呼ばれる特殊なカップを皮膚の上からあて、強力な掃除機のようにぜい肉を吸い込みながら60分間冷却するというもの。(図参照)

凍った脂肪は破壊され、1~2か月かけてゆっくりと体外へ排出されるため、身体に負担がかかることなく、自然な形でのスリムダウンが実現する。実際には冷やされた部分の脂肪の約20%(*2)がなくなるらしい。

目には見えないけれど、自分の脂肪がシャーベットのようにシャリシャリに凍って、それがゆっくりと溶けるようになくなっていくというイメージだ。

治療後は赤みが出ることもあるが、長くても1週間ほどでおさまり(*3)、治療直後から運動なども含んだ普通の生活ができるというのも嬉しい。

効果が期待でき、体への負担や痛み(*4)、ダウンタイムがほとんどないという部分痩せ治療「クール・スカルプティング」は、日本では医療機関でのみ受けることができる。
全身一気にサイズダウンというよりも、特におなか周りだけ、というような方にこそおススメの治療だ。

今年は、梅雨明けまでに自慢のボディを手に入れることも夢じゃないかもしれない。

*1 :FDA(=Food and Drug Administration、米国食品医薬品局):日本の厚生労働省に相当するアメリカの政府機関
*2:効果には個人差があります
*3:治療後の反応には個人差があります。
*4:痛みの感じ方には個人差があります。

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