アンチエイジングニュース

アンチエイジング 美食スタイル

皆様、はじめまして!今回から「Anti-Ageing 美食スタイル」を担当することになりました
フードアナリストの伊能すみ子です。
私たちの生活の中で”食”はとても大切で楽しいものですよね。
家族や仲間と食べる料理の美味しさがあったり、食べ物から季節の移り変わりを感じることができたり、食べものの話題で盛り上がるなんてこともあるかもしれません。
いつまでも食への探求は尽きないものです。アンチエイジングを通して、食の専門家である私が様々な視点から食のスタイルをナビゲートさせていただきますので、宜しくお願いいたします。

今年は震災の影響もあって、課題の多い夏となっていますね。
ついつい暑さから食欲をなくしてしまいがちですが、体力消耗が激しくなる分、しっかりと食事をとりたいものです。
夏に食べたい料理といえば、「やっぱりカレーでしょ!」。ちょっと定番すぎると思われるかもしれませんが、とっても魅力的なんですよ。

***主役はスパイス***
私たちがルゥやレトルト、外食などで口にするカレーは年間で約84回。週1回以上は何らかの形でカレーを食べている計算になります。(S&BのHPより参照)
カレーは国民食といっても過言ではありません。カレーが好まれる一番の魅力は香りにあるのではないでしょうか。香りにつられて「美味しそう~」「早く食べたい~」と、テンションが上がって、食欲が増してくる経験ありますよね。その香りの元となっているのがスパイスです。世界で数千種類あるともいわれているスパイスですが、全体の約7割に香りの役割があります。香りの正体は精油(エッセンシャルオイル)なので、アロマテラピーとしてストレス解消やリラックス効果にもなります。カレーとひとくくりにしてしまうのはもったいないくらいにスパイスの影響は大きいのです。

市販のカレールゥに使われているスパイスは約30種類ほど、そのすべてを知るのは大変ですが、基本のスパイスはターメリック、クミン、コリアンダー、レッドペッパーです。
カレーを象徴する黄色の色合いはターメリック(別名:秋うこん)によるもので、特に重要なスパイス。ターメリックに含まれるクルクミン抗酸化作用があって、脳の働きを活発にしてくれます。また、カレーの香りの中心となっているクミンや爽やかなコリアンダーは消化促進になり、鎮静の役割もありますし、レッドペッパーなどの刺激的な辛さは新陳代謝を良くします。以前、朝カレーがブームになりましたよね。朝にカレーを食べることで体全体の代謝を良くして、一日精力的に動くことができるというわけです。

カレーは具材に変化をつけることでも楽しめます。色鮮やかな野菜をトッピングすれば、味わいだけでなく、目にも美しく映えてきます。また、フルーツもカレーと相性がいいですよ。夏の紫外線によるビタミンCの損失も野菜やフルーツで補いましょう。
朝にカレーは食べづらいと思われる方は、カレーパウダーを入れたスープはいかがでしょうか。煮込むことなく手軽に作れます。日頃の食生活からカレーを取り入れることで、アンチエイジングスタイルは生まれてくるので色々と試してみてくださいね。

***すみ子のちょこっとZOOM UP***
アンチエイジングな美食アイテム「カルダモン」私は夏になると暑さを少しでも和らげるため、いつもカバンに携帯しているモノをちょこっとご紹介~。
それは、カルダモン
香りの王様といわれていて、カレーにも使用されているスパイスです。殻の中に入っている黒い種子がポイントで、暑くてだるいなぁと思った時に噛むと、柑橘系の爽やかな香りが広がってリフレッシュできちゃう。タブレットとかよりコンパクトだし、手軽に持ち運べて便利なアイテムです♪

天気予報の気温の数字をみるのが嫌になってしまうくらい真夏日、猛暑日が増えてくる
この季節。体と気持ちをカレーでリセットして、暑い夏を乗り切りましょう!!

伊能 すみ子

伊能 すみ子
INOU SUMIKO

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
●ブログ『恋しいアジア』~アジアンフードディレクター伊能 すみ子~更新中

●著書『マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』/div>

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