睡眠改善プログラム ~第2回:カウンセリング~
睡眠改善プログラム ~第2回:カウンセリング~
アンチエイジングに欠かせない要素のひとつ「睡眠の質」を向上していただくことを目的に、アンチエイジングネットワークと賛助企業のパラマウントベッド株式会社がコラボレーションしたモニター企画「睡眠改善プログラム」を今年3月にスタートした。
先日は、モニター当選者のS様のオリエンテーションをご紹介した。今回はモニター様お二人がカウンセリングを受けられた様子をご紹介する。
オリエンテーション終了後、モニターの方に左画像の「眠りスキャン」という測定機器を使用してご自身の睡眠を測定していただく。この機器をベッドマットもしくは敷布団の下に敷いて眠るだけで、いつ布団に入り、いつ眠りに落ち、いつ目が覚め、いつ布団から出たか、という「眠り」に関するデータを測定することができるのだ。
モニターの方々が測定した約2週間分のデータを、パラマウントベッド社内にあるパラマウントベッド睡眠研究所で分析した結果が出たとの知らせをうけ、スマートスリープストア東京で行なわれるカウンセリングに立ち会わせていただいた。
M様(30代・女性・主婦)
お悩み:「夜中に何度も目が覚める」
「朝、すっきり起きることが難しく、目覚めが悪い」
上記のお悩みで今回のモニターにご応募された。
カウンセリングでは、「測定期間中はよく眠れた気がします。」と話されていた。測定前はご主人と同じ布団で眠り、飼っているペットが布団に入ってきて目を覚ましてしまうこともあったようだ。
今回、センサーによる測定のため、別室で1人で眠られたことが睡眠改善の背景にあるようだ。M様も「就床前の読書や起床時刻など自分のペースで過ごせたからかな?」と話されていた。M様の感想を裏付けるようにセンサーで測定した睡眠データは熟眠度は95%と決して低くはなく、寝つきの状態も良く、中途覚醒の状態もあまり見受けられなかった。
改善が見られたM様だったが、やはりご主人・ペットと一緒に眠りたいとのことで、眠る環境を元に戻すことになった。
- アドバイス -
カウンセリングでは、生体リズムを整えるため、朝食を軽めにとられていたM様に「朝食をしっかり食べていただくこと」、「平日は決まった時間に起きること」をアドバイスされた。規則正しく起床し朝食をしっかりと食べることには、1日24時間の周期と少しズレている生体リズム(平均すると約25時間周期)を毎朝修正する効果があるそうだ。
S様(40代・女性・自営業)
お悩み:「不規則な生活が続いて寝た気がしない」
2週間分の結果を見ると、平日は起床時間が早くて床に就くのが遅く、睡眠時間の短い状態が続いていた。そして休日に寝溜めをしてしまうという不規則な生活パターンが見られた。平日の睡眠時間を少し増やしたいところだが、仕事のため就床時刻を早めることは難しく、また、朝は家事をして家族を送り出すため、起床時刻を遅くすることは難しい。睡眠不足解消のため、家族を送り出した後に長い仮眠するというパターンとなっていた。
- アドバイス -
「午前中の仮眠時間は2時間以内、午後12時までには起き、昼食を必ず食べる」ことで生体リズムを整える。体を眠る状態へスムーズに移行させ寝つきをよくするため「夜は明るい場所へ行かない」といった生活改善をアドバイスされた。S様は現在、平日にきちんとした睡眠時間が確保できない状態ではあるものの、モニター企画を通して睡眠に対する意識が高まり、就寝前の習慣を前倒しにしてできるだけ早く就床しようと行動するようになってきたという。今回のアドバイスを活かし、自分自身の意識を高めて次回の結果が改善されるようにと願う。
次回は最終的な結果発表。またサイトでご紹介する予定なので、結果をご覧いただきたい。
(AAN WEB編集部・小田真弓)
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