アンチエイジングニュース

アンチエイジングに欠かせない要素である睡眠。
パラマウントベッド株式会社とのコラボでモニター企画「睡眠改善プログラム」を実施してきた。日ごろ睡眠で悩みを抱えていた方にモニターとなっていただき、専門のインストラクターから睡眠改善のためのアドバイスを受けることで、睡眠の質向上を目指す企画だ。
本モニター企画の最終結果が出たのでご紹介する。

生活リズムの乱れで、夜の睡眠が悪化し、
夜眠れないから生活リズムが乱れるという
悪循環になっているのですね。

―――H様(30代・女性・会社員)

お悩み:「眠りにつくのが難しい」
     「眠っても疲れが取れない」
     「夜中に何度も眼が覚める」

<BEFORE>

<AFTER>

 

-カウンセリング前の睡眠状態-
カウンセリング前の2週間分の睡眠データでは、起床時間がばらばらで、平日の睡眠不足を補うために休日は朝寝坊して昼近くまで眠る不規則なパターンが見られた。「夜中に目が覚めて、リビングに移動し、眠くなるまで過ごし、そのままソファーで朝を迎えることも少なくない」とのお話である。実際、カウンセリング前2週間にもベッドでの睡眠が見られない日が見られた。
計測データでも寝つき23分、熟眠度89%と寝つきに時間がかかり、途中で目覚めている時間が長いとの結果であった。

- 睡眠改善に向けた取組み-

取組み1:「寝る前にテレビやパソコンをしない」
パソコンの光により脳が覚醒し、眠る状態にスムーズに移行しないため、眠る前は少し暗めの環境でゆっくり過ごされることをアドバイスした。
取組み2: 「平日はほぼ決まった時刻に起きる」
生体リズムを整え、睡眠時の寝つきの満足度を高めるため。
取組み3:「会社の昼休みや電車の移動中のうたた寝をしない」
特に夜の睡眠に近い時間帯である会社帰りの電車でのうたた寝は、夜の睡眠を妨げている可能性が高いため。

-カウンセリング4週間後のご本人の感想-
H様は、計測した睡眠結果を見ながら、「睡眠リズムの乱れ(就床起床時刻が不規則、日中の睡眠)で、夜の睡眠が悪化し、夜眠れないから生活(睡眠)リズムが乱れるという悪循環になっているんですね。どこかで悪循環を断ち切らないとダメなんですね」と今後の決意を語った。

-睡眠改善インストラクターから一言-

体調が回復されましたら、睡眠リズムが整うよう、
生活改善の目標に取り組まれることを期待しております!

 

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★今回の企画を監修してくださった浜中先生からメッセージ
睡眠は健康に欠かせないもの。睡眠をきちんととってこそ、体や脳を休めることができ、免疫力を高められます。
しかし現代人の生活は多種多様で忙しく、心身のストレスも何かとたまりがち…だからこそ、毎日の睡眠を見直してみることが大切です。
特に日本は、世界的に見ても、睡眠時間が少ない国のひとつです。
睡眠不足に陥ると空腹感を高めるホルモンが増え、満腹感をもたらすホルモンが減ってしまうため、、空腹感が増し、肥満に陥りやすくなります。
また、睡眠時間が不足すると糖尿病、高血圧などの生活習慣病の罹患率も高まってしまうことが報告されています。
睡眠不足は精神面にも影響を与え、抑うつ症状や集中力の低下、イライラ感などを招いてしまいます。
ぜひ「美しく歳を重ねる」ためにも、そして何より「健康である」ためにも、睡眠の大切さを忘れないでください。
浜中聡子先生(AACクリニック銀座院長)

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今回のモニター体験者は全部で5名。うち1名は残念ながら体調不良により途中でやむを得ず中止となってしまった。
以上ご紹介したとおり、全ての方に良い結果が出たわけではないが、「良質な睡眠」をとるための生活改善方法としてすべきこと、また「良質な睡眠」をとった結果として体で実感したことなど、モニターの方々は本企画を通して貴重な体験をすることができたのではないだろうか。引き続きご自身の生活を見直し、ライフスタイルからアンチエイジングな生活を楽しんでいただければ事務局としても嬉しい限りである。

(AAN WEB編集部・小田真弓)

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