生ハムといちじくのオードブル
――アンチエイジング料理レシピ（２３８）

食欲の秋。おいしいものがたくさんあるというのに、年々胃腸の不調が気になることはありませんか。これは、年齢を重ねると胃の粘膜が萎縮し傷つきやすくなったり、胃液の分泌や、運動機能が落ちてくるからだといわれています。アンチエイジングな食事に欠かせないたんぱく質の合成力も弱るといわれるので、食欲がないからと、肉や魚など、動物性たんぱく質を避けるのは心配です。胃腸の働きが鈍っているときは、食事から、消化を助ける成分を摂るようにしましょう。フルーツには、ビタミンC以外にも、消化を助ける成分が多く含まれています。
生ハムと果物のオードブルは、いろいろなフルーツで作れますが、いちじくは不老長寿の果物といわれ、ビタミンB１、B２、鉄、葉酸など、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれているので、お勧めです。いちじくやキウイ、マンゴーなどは、フルーツの中でもたんぱく質分解酵素を多く含むので、これからいただく、主菜の肉や魚の消化を助けます。彩りよいオードブルは、食欲も刺激しますね。

＜材料＞２人分

＜作り方＞
（１）いちじくは皮のまま、6等分のくし型に切る。マンゴーは皮をむき、細長く切る。キウイは皮をむき、くし型に切る。アボカドは皮をとり、細長く切る。
（２）皿に生ハムを広げて並べ、上に、いちじく、マンゴー、キウイ、アボカドをきれいに盛りつけて、レモン汁と・エクストラバージンオリーブオイルを全体にふる。セルフィーユを飾る。
（１人分　１９３kcal）

※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）